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今、熊本県天草市の牛深にいます。

牛深からこんにちは、

難関大学を一心に目指そうとする高校が性に合わず2021年の3月の高校二年生最後の日に自主退学届けを提出し、見事無職となった現在17歳のかちけいとです。

もう退学した3月末から約3か月の月日が経ち、今私は何をしているかと言うと、、

熊本県天草市の牛深という天草諸島の南端、熊本駅から車で3時間、電車も高速もない地方で過ごしています。

場所は、、、この辺です。


私は生まれも育ちも東京圏で、今まで地方に長期滞在したことがなかったのですが、前々から地方創生に興味があり、今回clubhouseで知り合った「こんたけさん」という方に天草市で地方創生の事業をやるんだけどくる?と言われたので二つ返事で行きます!と答え、先日の7月7日から約一か月間熊本県天草市の牛深という街に滞在することになりました。


それで何も知らない牛深で何をしてるのかというと、街の中心街にある元銭湯からの元お花屋さんの空き店舗をリノベーションして、何かしらのお店をやろうと画策しているところです。


私の他にこんたけさんに連れられてきたメンバーは5人いて、

東大を休学中でこんたけさんの秘書的なことをしつつアート教育とカードゲームを融合させたプロダクトを作ろうとしてる麻鈴さん。

建築科の大学生でこんたけさんの会社「株式会社CASE」の東京事務所「hatch」の設計を担当した会社でインターンをしているはたのさん。

天草より先に、滋賀県の日野町というところでも地方創生事業の立ち上げが行われていて、既に人件費含めた予算化が完成し、今月からそこで事業参加が決まっている佐賀大生のせーなさん。

異色の経歴で、花巻市のインフラも整っていない田舎に村を作ってsonchoをしようとしているぼうまいさん。

会社のオンライン面接を受け(麻鈴さんが全て任されているそう)、こんたけさんにとりあえず天草に誘われてやってきた純奈さん。(こんたけさんとは初対面)

そして、2月にclubhouseでこんたけさんと知り合い、そのルームに同席していた方たちとの縁で4月にLIFULLの定額住み放題サービスのLiving Anywhere Commonsの伊豆下田拠点に一泊二日し、そこでこんたけさんに7月に天草に来ない?と誘われた私というメンバーで牛深に向かいました。


私は元々地方創生に興味があり、条件反射的に着いていくことを決めたわけなんですが、今まで地方に長期滞在した経験はなく、将来なんの地域系の仕事に就くにしろ、ずっと都会に住んでいるままでは地方の現状や空気感を知ることはできないなと思っていたので、とりあえず7月までお金を貯めて、高卒認定試験の行われる8月までの一か月間は天草に行ってみようと決めました。(親に高校退学の免罪符は大学卒業と約束したため)


こんたけさんは総務省地域力想像アドバイザーとして、数多くの自治体から依頼が来ていて、現在は天草や滋賀以外にも全国約8か所で同時に事業を行い、毎月一回は必ず各地方に行き、地元の地域おこし協力隊や今回の我々のように連れてこられる人たち、その中などから人件費を予算化して社員として事業に携わっていく人たちなどの監督を行っているような感じです。(多分そんな感じだと認識してます)(フレキシブルすぎる)


まあそんな感じで、今回の天草市は空き家や空き店舗は既に借りているけど、人件費の予算化はまだで、正式な社員募集もしていないっていう前段階の状態でこんたけさんに招かれた人が集まっているみたいな感じです。

でも実際に空き店舗は結構本格的にリノベーションを進めていて、地元の地域おこし協力隊や天草市役所の地方創生部署的なところと連携して、じゃんじゃんやっちゃえ~的な雰囲気です。

今回来ている人の中で天草に残るのは私だけで、実際はなんかほぼ遊びみたいな感覚です。(飛行機代とかは何かの制度で負担してくれるっぽいし、こんたけさんが借りている空き家で寝泊まりしているのでかかるのは実質食費だけです。色々特殊だけどとにかく来てる人はそんなに金がかからない!!)

私以外も20代前半がほとんどで多分平均年齢は22歳くらいだと思います。


早ければ来月や再来月には予算化が実現して事業として本格的に運営がスタートしていくとは思うのですが、まあまだ先の話なので自分がどうするとかはまだ決めてないです。とりあえず今を楽しんでいます。空き店舗リノベ楽しい。


(牛深にある空き店舗の元「花の松中」の外観)

以下中身(7月7日)


リノベ開始(7月8/9日)

集合写真(7月9日)

(二列目左から4番目が私です。)

明日以降は自宅に帰る人もいれば明後日帰る人もいて、明々後日以降は今回来たメンバーの中では私だけが残って作業を続けます。


牛深は天草市内で中心部(本渡)の次に栄えてる地域ではあるのですが、町全体がコンパクトで港町なので雰囲気も良く、本渡はいわゆる地方都市のような感覚なのですが、牛深は中心部が商店街って感じで、ちょっと外れるとロードサイドに大きめのディスカウントストアやスーパーがあって、コンビニも普通にあるので大体の物は歩いて買いに行ける範囲で、個人的にはすごい気に入っています。(ミニマリスト気質なところとかはそう)

ただ、ここ3日滞在した感想としては、少し娯楽の面やカルチャーの面で弱いなぁと感じる部分が結構あって、例えば街の中に本屋がない、スポーツチームや地域コミュニティが少ない、音楽活動や絵画などのアートの文化があまりない(写真サークルさんはあって結構活動盛んみたいです)など、やっぱり東京と比べると、色々な人が関わりあえる場であったり、イベントの開催場所であったり、コミュニティの生まれる場所であったり、創作活動や発表する場の選択肢の狭さなどを感じたので、将来的には今リノベーションしている物件に今後も携わることができれば、コミュニティカフェ的なものを作って、老若男女誰もが交流してイベントを開いたり、コミュニティを作ったり、アート作品やプロダクトの常設販売や間借りカフェ・食堂・レストランとか、、、そういう雰囲気の場所づくりができたらなぁと考えています。


あとは余談なのですが、

牛深の中心から車で10分くらいのところのスーパー銭湯が個人的に自分史上群を抜いて最強コスパ(コスパとかいう概念じゃないくらい)だったので、正直もうこれだけで移住しようか考えていますw
500円(回数券10回で4000円)で内風呂3つ+ミストサウナ+水風呂+露天風呂でもちろん温泉だし、ドライヤー無料、化粧水とか美容液とか無料、温度管理が完璧、地味に脱衣所がかご式なので浴場に腕に巻く鍵付きのアレを持ち込まなくていいのも高評価という、まず500円のスパ銭というだけで度肝抜かれたんですが、そのクオリティの高さやアメニティの質、地味に珍しいミストサウナというなんだこれもう天国かよっていう現実にこんな銭湯が存在していいのか?と疑うくらいヤバいスパ銭なので、ぜひみなさん牛深に来たときはお立ち寄りください。まじで度肝抜かれます。

だって東京の銭湯でサウナつけると余裕で700円近くなるし、、、
回数券のコスパに至ってはもうなんなんだ、、、???


というわけで明日もまた作業なので終わります。
Twitterに日々の進行度合いなどを載せたりする予定なので興味がある方や、もしお力添えしてくださる方がいらっしゃれば、私たちも他所から来た集団だけでお店を作るのではなく、地元の人と一緒に作り上げて運営していきたいと思っているので、ぜひ気軽にコメントしてくれると嬉しいです。

https://twitter.com/kachikeito



最後に牛深以外にお住まいの方向けに牛深の良い写真をあげているインスタのアカウントを貼らせていただくので、ぜひ見ていってください。
もしかしたら私たちのリノベ物件も紹介されるかもしれません。

あと一応麻鈴さんがちょっと前に書いた天草出張とかこんたけさんの話とかのやつも置いておきます。


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