作業所って何?
そもそも作業所ってなんだろう…?と思ったことありませんか?
私自身、7年前まで作業所ってなんぞや?と思ってました。
そこで、今回は「作業所」について簡単に説明していきます。
それでは、Allons-y!
作業所は障害・難病を持っている方の仕事場
作業所の役割は主に身体障害、知的障害、精神障害、難病を持っている方が利用できる仕事場です。
作業所で仕事をしたり、スタッフにサポートしてもらったり、憩いの場としての利用されています。
作業所で仕事をするだけでなく、友達を作ったり、趣味を見つけたり、地域との交流を深めることができます。
作業所にはA型とB型がある
作業所には大きく就労継続支援A型と就労継続支援B型に分けることができます。
ここで注意したいのが、就労移行支援とは制度が別であることです。(就労移行については後に執筆します)
就労継続支援A型
・雇用契約を結ぶ(給料として支払われる)
・18歳以上65歳未満の方が対象
・勤務時間を短くすることが可能
就労継続支援B型
・雇用契約を結ばない
(工賃として支払われる)
・作業内容は簡単な作業が多い
・年齢に上限がない
あなたのライフスタイルに応じて、またご家族と相談して選択してもらえればと思います。
全国にいくつ作業所があるの?
厚生労働省の令和元年の報告書によると、
A型作業所は3,860
B型作業所は12,497
となっています。
厚生労働省:障害福祉サービス等事業所・障害児通所支援等事業所の状況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/fukushi/19/dl/kekka-kihonhyou02.pdf
実はもう作業所って呼ばない?
かつて「作業所」は共同作業所と呼ばれていましたが、2006年に障害者自立支援法が施行され、新たなサービス体系となりました。
これが現在の就労継続支援A型・B型事業所となります。
実際に、長年福祉業界に携わっている方々にヒアリングすると、「作業所」と言っていることが多いです。
逆に新規参入した方々に聞くと「就労継続○型」と呼んでいる方もいらっしゃり、人それぞれな印象です。
つまり、「〇〇作業所」と名前が付いているところは2006年前からサービスを提供している老舗の事業所と捉えることもできますし、新規にサービスを開始した事業所は新たな風を起こしてくれそうだと考えることもできます。
私自身も幼い頃から「作業所」と呼んでましたし、かつて働いていたグループホームの利用者さんたちも「作業所」と呼んでいたので、共通認識として「作業所」で良いかと思います。(現在のところは)
福祉業界の方々は「就労継続支援」を知ってるので、そちらを使っていただいても問題はないです。
まとめ
・作業所にはA型とB型のタイプがある
・A型=給料制
・B型=工賃、軽作業が多い
様々なスタイルの作業所が全国に存在しています。ホームページを見るだけでなく、実際に見学や体験をすることで自分に合った作業所が見つかりますよう願っています。
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