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福祉と営利目的の福祉事業所は成り立つのか

 皆様こんにちは、結城エマです。
今回は福祉とお金の関係について考えていきます。

 

私が、現在の大学で研究している内容の根幹となる内容がここにつきます。

今まで、私が生きてきて福祉関係の方々は皆こう言うんです。

「福祉は営利目的で行ってはいけない」

これは暗黙の了解でこの業界は成り立っていました。
何故なら、社会福祉には多大な税金が補助金として動いていること、そして
根拠として「福祉」という文字に理由があると私は考えています。

Wikipediaで調べてみました。

Q福祉とは?
A最低限の幸福社会的援助を提供するという理念を表す。

今までの社会福祉の仕事をなさっていた方々はこの「最低限」を真面目に守ってきていたのです。

しかし、ここ近年で開所した施設などは営利目的が多いことに気づいたのです。
例えば、最近事件で話題になったグループホームやや放デイなどがここに該当するかと考えられます。

私が以前、サビ管の研修を受けた際も7割ほどが放デイの方で、中でもフランチャイズされている株式会社の所属だったのです。

驚いてしまいました。少子化だなんだと世間は言っているのに、フランチャイズの放デイが爆発的に増えてるんです。ここにいくらの税金がつぎ込まれていると考えるだけで、鳥肌が立ちます。その上で、利益も得ている…皆さんも不思議に思いませんか?

利益を得ているなら、補助金なくてもよくない?

そもそも、営利目的で福祉ってやっていいの?

と友人にも聞かれました。私自身は黒に近いグレーだと体感しています。

(気になった私は、実際に放デイで働いている保育士資格保有の友人に聞いてみたところ、

「色々ある」

ということでした。詳細を記したいですが、私は実際に目にしていないので、何か言える立場ではありません。)

結局、そこに行き着くのです。
私自身、この問題については哲学的だなと感じています。大学やテキストなどで教わったことと現実が余りにも乖離しているのですから。

もちろん、時代が変われば法整備や福祉業界にも変化が起きてもいいかもしれませんが、逸脱してしまう行動をとった施設が結果、様々な事業所に影響を与えてしまったこと事実は変わりありません。どう収拾していくのでしょうか。

私自身も納税者という意識を持ち、改めて福祉業界についてブラッシュアップしていく必要があると感じました。

結城エマ

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