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むさしのIPE(保健医療福祉と社会の連携教育)を本コース1年生が聴講しました

チーム医療が不可欠となった昨今、多職種連携(IPW:interprofessional work)の基盤となる専門職連携教育(Interprofessional Education: IPE)が、多くの保健医療福祉系大学で実践・研究がされています。

武蔵野大学でも2015年より、看護学科、薬学科、社会福祉学科、言語聴覚コースの有志の教員が集まり、「むさしのIPE」と題して、イベント等を開催してきました。
その「むさしのIPE」が昨年より科目化され、本コースの学生も聴講しています。(学部の科目のため、単位履修はできません。)
令和5年8月8日-8月9日に開講された「むさしのIPE(保健医療福祉と社会の連携教育)」の様子をお伝えします。
多職種連携の第一歩は相手を知り、興味を持って、コミュニケーションを取ること。IPE初学者向けの科目として、「お互いの職種の役割を理解し、専門職連携の重要性を知ること」を目標に、各学科の職種体験や多学科混合のグループワークを行いました。
●言語聴覚体験

文字盤や口述文字盤を体験しました

●薬学体験

調剤や医師・患者様への情報提供などを体験しました

●社会福祉体験

ソーシャルワークについて学びました

●看護体験

フィジカルイグザミネーションやストーマ(人工肛門)体験をしました

医療福祉の専門職を目指している学生にとっても、言語聴覚士は知る機会の少ない職種です。参加学生は、言語聴覚士という自分の職種の専門性を他学部の学生へ伝える難しさを感じたようですが、他者に説明する機会を得ることは、自分の専門性をより理解するきっかけとなります。また、相手を理解し連携することの重要性を学びました。今回の経験が、臨床実習や卒後に活きるよう、引き続き学びを深めていきます。