立ち上げについて

こんばんは!
武蔵大学ラクロス部AS班、新2年岡野朱里です!
今回は先日行わせていただいた、他大学向けのAS班のプレゼンでも紹介した「分析班の立ち上げ」についてお話ししていきたいと思います。

まず、分析班を立ち上げるにあたり、以下5つの段階を踏むことが重要だと考えています。

①ラクロスの全体感を掴む
②数値や指標を明確にする
③実際に数値をとる
④とった数値をもとに考察し、チームに考察を提案する
⑤提案の質を上げる

この5つを順を追って説明していきます!

まず、①ラクロスの全体感を掴む。
自チームのラクロスがボールゲームとしてどのようにボールが流れていくか、局面が進んでいくか、そのイメージをしっかり掴むこと。その全体感を掴むのが最初のステップです!
ここではラクロスの知識をつけるためにラクロスの勉強なども必要となります。
武蔵では概念図というものを作ってその自分たちのするイメージをするのに役立てています。
以下の画像は簡易的にラクロスの概念図を表したものです。

赤の矢印が悪循環、黄色の好循環を示しています。
例えばOF中に喪失(悪循環)が起こったらライドに繋がり、ライドも失敗したらDFにつながります。
もしライドが成功(黄色の矢印)したら再びOFにつながります。
また、FOの獲得喪失は直接的にOF.DFにつながっているので、好循環と悪循環、どちらにもなりうる場面と言えます。
これらのことからクリア、ライド、FOの成功はOF機会となり、逆にクリア、ライド、FOの失敗はDF機会になっていることがわかります。
私たちはこの基となるクリア・ライド・FOをまとめて「ニュートラル」と言っています。

このような方法を行うことで、自チームのラクロスがどのように動いているかを可視化することができます。

次に、②数値を指標を明確にすること。
①のラクロスのイメージの中で、自分達のラクロスを進化させるためにはどのような数値を取れば良いか。これを定義する段階です。
武蔵の業務で言うと、目標値や基準値の設定などがこの段階にあたります。
そして、①で掴んだ自チームのラクロスの全体感において、それぞれの数値がどの部分に当たるのかを再度認識することが重要となります。

次に、③実際に数値を数値を取る。
ここでは、実際に練習やゲームの中で数値を取るとともに、数値の定義を固めていくことが必要です。
例えば、どのような状態になったらクリア成功になるのか?どのような状態になったらフェイス獲得になるのか?ショットはどのように種類分けするのか?
など、そのような定義や感覚を分析班のミーティングなどですり合わせていきます。


次に、④取った数値を元に、試合や練習の考察や課題を出し、チームに提案する。
武蔵では6on6や試合のノートをチーム全体に提示することがこの部分にあたります。
数値をとるだけではなく、その数値をチームの改善につながるために考察や課題をチームに提案するという段階です。
ここでは分析班からチームへのプレゼン力や数値の説得力が重要となります。

そして、⑤提案の質を上げる。
これには二つの要素が必要です。まず一つ目は、数値の変化の推移やそれに伴うチームの進化、課題の解決の推移など、これらをチーム内で追えるようにすること。
もう一つは、数値化することで共通認識することができるようになったものを、数値だけで表すには難しい、駆け引きやゲーム展開などの考察を出せるようにすること。
先ほど4つめの段階で言ったような数値などのデータのみでなく、さらに戦術や戦略としての考察を提示を行うことがこの最後の段階にあたります。
この段階では、ラクロスの知識を高いレベルで知っている人と試合を観ることで知識を吸収すると、より良い考察の提示に繋がります。

以上5つを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
これから分析班を立ち上げるチームや、立ち上げたばかりのチームの参考になれば幸いです!
分析班では、その名の通り分析をすること以外にも、ラクロスの知識のインプットとチームへのアウトプットを行い続けることに意味があります。
私たちと一緒に頑張っていきましょう…!!!


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最後に、、、
😔これから分析班を立ち上げたいけど何をすればいいのかわからない!
😫いまいち影響力が出ない!
😖プレーヤーの数値に対する関心が上がらない!
などなどのお悩みを抱えている大学さん!
質問や教えてほしい情報などありましたら、コメントやライングループで募集しておりますので是非お声をお寄せください! 

次回の投稿は 3/20「スケジューリング」についてです!
投稿が増えてきましたので、コンテンツ毎の目次を作成致しました。
こちらも是非ご覧ください☺️

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