#71 - BYWEAR×Strip Joint コラボTシャツにあたって 「日本のミュージシャンのマーチャンダイスを変える。大好きなインディーから始めていく。」
この度Strip Jointは、新しい形の国内音楽シーンのマーチャンダイスを提示するTシャツを作成しました。
オーガニックコットンの活用と、幅広い生地とデザインを提示し、国内音楽シーンのマーチャンダイスの質の向上を目指すストリートD2Cブランド「BYWEAR」とタッグを組み、デザイナーにYosuke Tsuchidaを迎えて製作した、流行に左右されないシンプルなデザインです。
今回は「BYWEAR」の水津さんにStrip Jointとのコラボレーションのきっかけについて、
そして、多くのバンドグッズがお土産として買われ、部屋着として着られ、そして捨てられていく現状への想いについてお話を伺いました。
(聞き手:Strip Joint岸岡・Strip Joint magazine 石川)
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<profile>
水津 正嗣
服飾専門学校卒業後、新卒で大手アパレル企業のワールドにメンズデザイナーとして入社。
4年後にはチーフデザイナーに就任。
2014年に独立し、2016年 株式会社ライフウエアズを創業。
2020年に大手レコード会社のエイベックスと共同でBYWEARを立ち上げる。
現在はBYWEARをプロデュースしながら、ドメスティックブランドや大手セレクトショップの企画・ディレクション、そしてインディーバンドをはじめとするのミュージシャンのマーチャンダイズの企画をおこなっている。
BYWEAR
BYWEARは、大量生産・大量消費に対するアンチテーゼを掲げ、ジャパンメイドのクラフトマンシップなモノづくりで最高品質な商品を適正価格、適正数量で展開するブランド。原材料調達から販売に至るまで自らコントロールすることで、ハイブランド以上のクオリティに加え、透明性のあるトレーサビリティも実現。BYWEARで創出したプロダクトをベースに、コラボレーションや商品開発支援を行うことで、ミュージシャンを中心とするアーティストの各種マーチャンダイズをアップデートすることを目指している。
「日本のミュージシャンのマーチャンダイスを変える。大好きなインディーから始めていく」
ー1番最初は岸岡・StripJointに、BYWEARさんから連絡が来たと伺っております。水津さんより、ご連絡いただいた形でしょうか?
BYWEAR 水津
そうです。元々BYWEARは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONなどの他バンドとコラボレーションしてきたのですが、僕の大好きなインディーズバンドとも、しっかりやりたいなと思っていました。
その中でもStrip Jointが好きで、岸岡さんにご連絡させていただきました。「一緒にグッズやマーチを作りたい」そう話したのが最初です。
ー ありがとうございます。元々インディーロックをお好きだったんですね。
水津
えぇ、もう大好きで。で、その中でもStrip Jointが好きで。
Strip Joint 岸岡
ありがとうございます。こんなこと今までなかったので、どういう方向性に持ってくのがいいんだろうなと思って。何度かお話をしていくうちに、インディペンデントでやってるミュージシャンのマーチャンダイズの質を上げていく、という考えをお持ちだと知りました。
服としての質もそうだし、オーガニックコットンを使っているという環境への意識のこともそうですし。その、「質を上げていく」と言うところに賛同した形です。
ー 岸岡は、バンドメンバーの中でも環境への意識が一番高く、自然を愛する人なので。音楽性からは入ったとはいえ、その感覚が同じ場所にあったというのは、すごい面白いことだなと思います。
岸岡
そういう(環境を大切にする)意識はあるけど…きちんとできてるかって言われると、きちんとするってなんなんだろうことを考えるということだと思うし。俺はそこから先に別に進めているわけじゃないんで。
でも、アパレル業界の環境への負荷のニュースはもちろん見ます。自分もマーチャンダイズとして、服を作ってもらって売ることをしている以上、やっぱり考えています。
ーこれまでにインディーロックのシーンのアーティストとグッズを作ったりはされていたんですか?
水津
他にも何組か、一緒にやっていますが、インディーで1番前進んでるのはStrip Jointさんですね。
岸岡
うちも結構時間かかったなと思ってたんですけど、、笑
水津
いえいえ、最初はそのくらい、丁寧にお話ししていかないといけないので。
ー今後も、ほかのインディのアーティストとコラボしていく可能性はありますか?
水津
はい、 そこはやっていきたいなと思っております。日本のミュージシャンのマーチャンダイスを変える。大好きなインディーから始めていく。そう考えています。うちとしては、何枚からでも作りますよというスタンスでやってます。そうやって、いろんなとこで実績を作ってやっていきたいですね。
BYWEARのはじまりとこれから
ー BYWEARさんはブランドとしては2021年に発足と伺っております。
水津
えぇ3年ほど前になりますか。
ー 元々、音楽関係のお仕事をされていたんでしょうか?
水津
いや、元々は大手アパレル企業の社員で、デザイナーもやっていました。
その後自分の会社立ち上げて様々なブランドの企画とかもやりながら、エイベックスさんと一緒に作った会社です。
エイベックスに「やりませんか」って形でプレゼンしに行って、そうやってできた会社です。
ー すごい勢いですね。
水津
たまたまですけど笑エイベックスでやってるというとこもあるんで、オリジナルも作りつつ、ミュージシャンのマーチともコラボをしていきました。
ーStrip Jointをはじめとするインディーのシーンにとどまらず、日本全体のアーティストにアプローチしていきたい、そのようにお考えでしょうか?
水津
ですね、個人的にはインディー、メジャーとかあんまり関係ないんです。
今聞いてる音楽が、大好きな曲がインディーに固まっているだけです。 やっぱ、好きなことやらないと、こっちも楽しまないといいもの作れないんで。ツアーグッズをお土産として買い、パジャマとして着る、街中で普段着ることはないということや、安いボディを使っていることもあり、洗濯で伸びてしまったり。そういう感覚をやっぱり変えて行きたい。
やっぱり大好きなインディーズバンド、そこでファッション性のあるものを作り、何年かはインディーバンドでやっていきたいなという思いがここまで形になっています。
で!!個人的に考えてるのは、いくつかのインディーバンドが、ちゃんとマーチが決まったら、それを、BYWEARで買い取って、インディーバンドのTシャツやグッズをまとめて、どっかでポップアップとかできたら面白いと思っています。
ー めっちゃいいですね!
水津
セレクトショップの一角でもいいので。ロイヤリティはきちんとミュージシャンごとに払って。メイドインジャパンでいいものを作っているインディーバンドのツアー、マーチを集めたポップアップ。そんなことは、ゆくゆくできたらいいなと考えています。そしてそのインディーバンドを集めて、こっち主催で、(ライブ)イベントを開催し、その会場でもグッズを売る。そんな最終目標です。
だからこそ。1つ1つのミュージシャンにきっちり向き合って、いいもの作る、ということを今、一生懸命やっています。
ー水津さんに刺さったバンドの方々ですから、きっと音楽性も近く、イベントも面白いものになるでしょう!
今回作製したTシャツについて
ー 今回のStrip Jointで出したTシャツ、めっちゃかっこいいですよね。
水津
あれ、デザインめちゃくちゃいいです!!
ーデザインは今回のセカンドアルバムでもアートワークを担当してくれたYosuke “YOKKE” Tsutidaさんです。
岸岡
先月の沖縄でライブしたとき、着画の画像を撮ってきました。
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