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写真が好きかどうか分からなくなった日

大学初期の写真

中学生、高校生になった時に勉強や部活で忙しくなってなかなかカメラに触れなくなった。でも、大学でまたカメラに触れることになった僕。
大学一年生の頃はとにかく友達ばっかり撮っていた。撮った写真を見せるとまた笑顔になるのだ。撮ってる時にも笑顔だし、写真を見せた時にも笑顔だし、それが僕の写真を撮っていて楽しいという気持ちを自然に満たしていった。

ある日、同じ学部の友達に『mohoLabo.』(HPはこちら)という学生団体に入らないかと誘われた。というのもmahoLabo.には大学の広報カメラマンとして働いてる人やLovegraphというプロで活動しているカメラマンとかめっちゃカメラが上手い人がいる。だからそこに入ったらもっとカメラが上手くなるのではと誘ってくれたのだ。もちろん答えはYesだ。カメラマンとして活躍してやる!という気持ちで入った。

mahoLabo.で活動するのはとても楽しかった。そこにいれば、みんながお互いを認め合っているし、アットホームな環境だった。もちろんカメラマンとして写真を撮り、色々な記事に僕の写真を載せていただいた(僕の記事はこちら)。自然な笑顔を狙っていく。「撮るので笑ってください〜」ではない。その場の雰囲気が伝わるような写真を撮る。
正直、その時のカメラの技術なんて今と比べたら全然下手くそだと思う笑 でも、ただひたすらに笑顔を撮るのが楽しかった。

くぐり門珈琲店にて 左(店長):末吉江美さん 右(聞き手):ほのぴー

僕がmahoLabo.で活動して言われて嬉しかった言葉がある。それはあるお店で写真を撮った時に話し手の友達に言われた言葉。

ムロくんの写真はいつ見てもその時の情景が思い出せる。どんな話をしていたのか、どんな気持ちだったのか。その時の笑い声が聞こえてくる。

すごく上手いというわけではなかったが、とても嬉しかった。この言葉を大事に生きていこうと思った。
(写真を改めて見返すとここブレてるなぁとか白飛びめっちゃしてるなぁってめっちゃ思うけど笑)

ぱっきゃまらどにて 左(店主):森下義章さん 右(聞き手):ちぐはる

写真が競争のツールになった話

この頃を思い出すと素直に写真を楽しんでいたなと思う。いろんな上手い人の写真を見ては僕もこんなふうに撮りたいなっていう憧れを抱いていった。

そして、少しカメラが上手くなった大学4年生の頃、自分に良くない感情が生まれてしまった。
上手くなろうとしていろんな人の写真を見てるとまだ全然だなとかこの人よりも上手くなりたいとか、この人の写真はもう少しこう撮ったらいいのになって自分と相手を比較するようになってきたのだ。笑顔のツールのはずだったカメラが競争のツールのようになってしまった。素直に写真を楽しむという感覚を徐々に失っていきそうなのを感じていた。誰かが撮る写真はその誰かにしか撮れない写真であるのに。誰かと戦うためのカメラではないのに。なぜか正解を求めてしまっているような気がした。風景を撮るのもいつでも撮れるからいいやって撮らなくなってしまった。本当はフラっとどこかに行って、いいなって思った瞬間に写真を撮りたいっていう気持ちになりたいのになれなかったり。好きで写真が撮りたいって。僕はこの、相手と比較してしまうという感情を認めたくなかった。

とりあえずいろんな人と話してみる!

僕はこの感情と戦うためにカメラが好きないろんな人と話してみることにした。写真ともう一度向き合ってみる。カメラが好きな人がどういう思いで写真を撮っているのかを聞いて少しでもこの感情が解決できるといいなと思った。
そのために今僕が入っている『のちハレ』(詳細はこちら)というカメラのオンラインサロンでとりあえず募集してみることにした。多分、多くて5人くらいだろうなって思って、1on1で話してみましょうっていうのを募集してみたらなんと約20人の人から話しましょう!ってメッセージが来てた。
(すごい、、、この世界はなんて優しい人が多いんだ、、、😭)って感じた瞬間でした。
来週からのnoteは話してくれた人のお話をまとめてみようかなと思います!

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