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6月に良かったやつ。

ドラマ「あなたがしてくれなくても」

前クールの「silent」に引き続き、ドラマのフジテレビ!という感じのシャープでスマートな演出が冴え渡っていて最高でした。演者も素晴らしく、演技力が求められるシーンは奈緒・永山瑛太夫婦に、世界観が求められるシーンは岩田剛典・田中みな実夫婦に割り振ることで、ドラマ全体に厚みが出たかなと。

「silent」が見ていない人に感動ポルノ扱いされてしまいかねないのは、中途失聴者との恋愛という側面だけが切り取られるせいだと思います。ただ、実際に見れば分かるのですが、あれは良い意味で普通の恋愛ドラマで、ただそれをとても丁寧に、繊細に作ったことで支持を集めたというだけのことなのですよね。個人的には途中で中弛みして最後はそこまで盛り上がれなかったのですが、5話で主人公の元彼の話が妄想も含めて全面的に展開されたのは、完全に狂っていて最高でした。

「あなたがしてくれなくても」も、セックスレスというテーマはもちろん重要な側面の一つではあるのですが、これは男女の夫婦に限らず、所謂パートナー同志みたいな話にも共通する、他人と一緒に生活していくことについての話なのだと思うのですよね。所詮他人同士なんで、ダメになったら離れれば良いという話でもあります。が、他人同士だからこそ、どういう努力、というか、一緒に居続けるためには工夫をしたり、仕組みを作ることが重要という示唆を与えてくれたように、個人的には思います。

一瞬中弛みはあったのですが、10話〜最後の11話が抜群に良かった。10話のみちと陽一のシーンは泣いたね、あれはリアルすぎる。

あと、稲葉浩志の昭和歌謡全開みたいなテーマ曲と劇伴曲も良かったですが、要所要所で幼児たちにおける、今風に言うと神曲?古い言い方で言うとアンセムである「にじ」が使われていたのがもう・・・

今年の2月にコロナ後初めて祖父母も含めたフル観客で迎えた長男の保育園発表会。長男の学年と長男の一歳上の学年の子たちが、↓でもやってる子が居る手話を交えた「にじ」を歌って40代の中年男性大号泣。一歳上の学年の子たちはお迎えに行った際に同じ部屋で遊んでいるため、会話をすることが多くて思い入れも強くなるのよね・・・

話が思いっきり横道にそれましたが、良いドラマでした。
ただ、にじを使うのはズルい。

音楽「舐達麻」

タイムラインに流れてきた↑を見て興味を持ち、

↑フルVerを見て、リアルに出会ったら絶対に10メートル以上は距離を取る風貌の悪さに反して妙に知的な受け答えに益々興味を持ち、

YouTubeで一番再生回数が多い曲のPVを見てどっかーん!何じゃこりゃー!
そこから毎日数十回、延べ数百回は聞いた。久々のどハマり。本人たちも言ってますが、Nujabes(元々凄い好き。だからかー。)からの影響を隠さないトラックに、インディーズとはいえこんなこと言っちゃっていいの感しかないリリックに三者三様のRap。で、他のPVも見たんですけど、うん、まぁパンチはあるけど「BUDS MONTAGE」が凄すぎるなと思っていたら、アルバムを音だけで聞いたら普通に良かったです。

コロナが流行ってから、良く言えばミドル、悪く言えば中途半端なテイストのものが聴けなくなってしまい、BTSとか、BLACKPINKとか、あるいは藤井風とか、極端なものしか身体が受け付けなくなってきています。最近やっている仕事は緊張感高くやらなければならないこともあり、こういうギリギリの感じが丁度シンクロしたのかも。

最近好きになるとすぐにMERCH(グッズのことね)が欲しくなるんですけど、そもそも人気ありすぎて全部完売&「Enjoy Weed(大麻のこと)」とか「Fuck The Police」って書いたTシャツを着て子供の保育園送り迎えをするわけにもいかないので断念。

色々な意味で日本もここまで来たかーと感じざるを得ないアーティストですが、そこら辺の話はまた別の機会に書いてみようと思います。

YouTube「MajiでKoiする5秒前 - RYOKO HIROSUE / Covered by ラランド サーヤ」

あれ以来、やたらと広末涼子の過去PVがオススメに出てきたので(みんな見ているんでしょうね)、うっかりMajiKoiのPVを見てしまったらこんなものがオススメに。とにかく内容が酷い。サムネも酷い。
そもそもラランドを知らんと面白さが伝わらないかも。

っていうか、広末涼子って本来ああいう人なのはみんな知ってる話じゃなかったの?彼女は宮沢りえの正当な後継者ってことでしょ?
ということは、凄い女優になるよ、きっと。ええやん、それで。

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