映画「オッペンハイマー」2024年12本目

 観る前に勉強をしておけば良かった。
 ベースの史実を二つの視点で語っていき、それが見事に「こんなことありました」ではなく、立体的となっていく。
 そして、学究の徒ながら人としての業に絡め取られてしまう姿の悲哀と突きつけられた現実は辛いでは片付けられない状態で、それを映画で描き切っていた。
 そして、「勉強しておけば良かった」と思うことが、この映画の意味の一つになっていると思う。


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