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Deep Tech 要約

本書全体で語られていること

SDGsに対応しながらもビジネスとして儲けがだせるような企業がこれから伸びていく

ディープテックとは何か

テクノロジーを用いて根深い問題を解決していく考え方、活動

ビジネス面の特徴
1.社会的インパクトが大きい
2.上市まで時間がかかる
3.巨額の資本投入が必要


技術面の特徴
1.ラボから市場に出るまで根本的な研究開発を要する
2.社会的もしくは環境的な地球規模の課題に着目している
3.知財は複製が困難または入念に保護され、参入障壁が高い

テクノロジー×領域
テクノロジー
[ AI /ビッグデータ、バイオ/マテリアル、ロボティクス、エレクトロニクス、センサー/IoT ]
領域
[ アグリ(農業)、フード(食料)、エコ(環境)、エネルギー、ヘルスケア(健康)、メディカル(医療)、マリン(海洋)、スペース(宇宙) ]

ハイテクとディープテックの違い
ハイテクはある目的に向かって高度になり続けているもの。それに対してディープテックでは問題を前提にしてどんなテクノロジーが必要かということを考えていく。そのためローテクでも解決できるのであれば問題なく、ハイテクとローテクを組み合わせて課題解決できることもある

ディープテックへの取り組み

シーズ発掘はアメリカやイギリスが得意な地域である。東南アジアは社会問題を多く抱えておりニーズに溢れている。東南アジアとアメリカの間にある日本としては知識製造拠点になるべきである。

戦後の日本の復興は母国語で守られていた日本独自の研究と海外の先端技術の組み合わせで起きたと考えている

ニーズがあると言っても現地に行かないとニーズは発見できない
→地理的、文化的に日本の方が近いから有利?

日本のディープテック

・エマージングマーケットにおいてディープイシューを解決しようとする人々に対し事業拡大する
・優れたテクノロジーを持っているがビジネスの形態変化によって輝かなくなったものを違うマーケットで生かす
・日本においてディープイシューを解決しようとしているスタートアップがエマージングマーケットにでていく

紹介されていた会社

・チャレナジー(垂直軸型マグナス式風力発電 エネルギー)
 課題:日本は風が一方向に安定していない
・ファーメンステーション(米エタノール 美容品)
 原点:無駄なものが有益になる
・ユーグレナ(ミドリムシ エネルギー、食料)
 原点:飢餓は少ないが栄養問題があると知った
・日本環境設計(ゴミ→バイオエタノール エネルギー)
 課題:ゴミが多い
・レキオ・パワー(ジェネリック医療機器 医療)
 原点:保険診療領域の外に救える命があるはずだと考えている
・DG TAKANO(節水ノズル 環境)
 課題:水不足問題

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