魔女の宅急便を久々に見た

魔女の宅急便は私が生まれるよりも放映されたアニメであり、久々に見たくなったのでゲオでレンタルすることに。内容は知りえながらも細かくはうっすらとしか覚えてなかったのだ。そして魔女の宅急便は設定や考察なんかも色々言われてはいる今回は自分が思ったことをつらつらというだけ


①コキリ(キキの母)は魔女としての才能の欠如(もしくは努力放棄)によって薬草をゆでる窯の花瓶にしたり、ビーカーを割ったりとそのセンスを欠いてる一方家族仲は良く凡人ながらも幸せそうな人生を構築している印象である。キキが魔女として空を飛ぶ瞬間にも多くの地元民が駆けつけており、田舎ながらも綺麗な自然の景色もコキリの気質が示されていたりそれは、キキにも引き継がれているようにも感じる。

②舞台のメリハリ、キキの故郷は綺麗な田舎で鮮やかに花咲く庭があり車もほぼ見かけない。対比して海が見える街では自動車が密集しており、キキが思わず欲しいと思うようなきらびやかな服が飾ってあるショーウィンドウ、家が並んだ街並みに大きな時計塔等、その景観がよく視聴者にも伝わるように見せている。また、キキが故郷に居た時のBGMは最初にしか流れず、海が見える街はちがったBGM が流れるのも特徴的。

③先輩魔女がふーぞくやってる説。…といったものがまことしやかささやかれており、それを恋占いと表現をぼかしているといわれているがなんというかジブリ作品のこのシーンはコレこういう意味じゃね?とよく考察されるが実際には表現が抽象的なのでどうとでも解釈できよくわからない。個人手には先輩魔女の『じゃあね』といった後のピンクの風車の街の喧騒が僅かに聞こえるのが印象であり、先輩魔女の世界観が現れてるのかもしれない。

④トンボはウザいがどこか彼なりの良さも感じられる。トンボには上手く説明できないのだが何とも言えないウザさがあり実際視聴者も嫌いな人は多いことだろう。初対面の陰キャなのに陽キャ感ある感じで車を乗り回しているからか?う~ん不思議と説明ができない、なんかやたらとからんで来るのがなんとなくウザいのである。警官につかまったキキを助けてくれたはずなのに…だが、彼は彼で単純にして純粋というか空を飛びたい目標があって飛行機つくったり、空を飛べるキキに対しリスペクトがあったり、彼なりの世界観がキキを惚れさせるのがなんだか伝わるのだ。トンボの友達がキキはもちろん視聴者にもなんだか受けが悪い印象だがラストは並走しているシーンがあるので打ち解けていくのかもしれない。

⑤話せなくなったジジとほうきで空を飛べなくなった理由。話せなくなった訳はキキがトンボのことを好きになったからだろうか?今までジジはイマジナリーフレンドであり、ジジはキキ以外と会話をしないうえキキとジジの会話に誰も触れないあたり、そう感じるのである。飛べなかった理由は単純に不調だったからであり、この辺はウルスラも自分も絵が描けない時があるといったそれである。

⑥ラストにキキのコスプレをした女の子がいる。魔女の服は質素で地味。キキはショーウィンドウに映る服やきらびやかな服を着ている通りすがりにあこがれを抱くが、キキがトンボを助けたことで注目を集めなんとキキのコスプレをする人がいるのだ。魔女の衣装だって悪いものじゃない。そう思えることがなんだか素敵に感じるのだ。

⑦キキは幸運の持ち主。キキは最初にこの街を見つけた。街は綺麗で親切な人(オソノさん)に住まわせてもらい、地域住民とも打ち解け(たまにやな感じの奴もいるが)、友達もでき良い感じのライフスタイルを送れているようである。これもキキの明るくも優しい人柄が引寄せたように思えるのだ。