2021012 池袋のほとりに住み続けているワケ
※3年前に某所に書いたものです。
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4年前に書いた己の日記ブログをさっき読み返していたら、大ファンだった坂本龍一さんについて書いてあったので転載してみる。
坂本龍一さんは新しい作品を追わなくなってもう17年くらいになるけれど、未だに80年代から90年代前半までの曲はたまに聴きたくなる。
何せ自分が「作曲家になりたい」と思ったキッカケがこの人だし。
文化のブの字もない環境でたまたまYMOと出会い、この人のファンになり、この人を通して色んな音楽や文化に触れることとなった10代。
スネークマンショーとのコラボとかYMOのテレビでの漫才とか楽曲にちょいちょい入るふざけた要素とか、
「知的で教養豊かな元おぼっちゃんが”思いっきり遊んでる”感じ」
がたまらなくかっこよく思えたな。
持たざるモノが多すぎてギリギリのところでこの世にしがみついてるような人間には到底マネ出来ない芸当。
「あぁ、こういう大人になりたいなぁ」
とひりひりするくらい憧れてたっけ。
YMO周辺→セゾンカルチャー→池袋のアール・ヴィヴァン、セゾン美術館、WAVE
この流れで必然的に10代の俺は池袋に住みたいと思うようになり、遅れること6年でようやく来た時には既に何もかも終わっていたけれど。
池袋、30年前はカルチャーの街だったのよね。今やアニメと電器屋の街。あ、埼玉の植民地かw
東京芸術劇場だけは、今もあの頃の面影をしのばせる。
これも貼っておきます。なんかもういろんな意味でワクワクしたなぁこの番組。
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常々「音楽のおかげで成長し大人になった」と思っているのですが、この坂本さんにおいては特に「この人が好きな芸術や学問に自分も興味を持ったおかげで世界が広がった」という感覚がすさまじいですね。
「ジャンルを問わず色んな知識や教養を身につけると、思考の柔軟性や人生の選択肢が増える」
ということも教わった気がします。
40年前、坂本さんに憧れて浅田彰や柄谷行人の本読んだりしてました。全然内容覚えてないけど🤣
文化芸術にたいそう飢えていた中学生は、彼を通して色んな世界を知ったのでした。
ありがとう、教授🙏