北海道における緊急事態宣言の発令を受けて

　５月１７日・１８時５０分、北海道における緊急事態宣言の発令を受け、全町全世帯に設置されている有線告知放送を通じ、町民みなさんへ、新型コロナウイルス感染症拡大防止へのメッセージをお伝えさせていただきした。
　北海道全域における難局を乗り切るため、町民みなさんのご理解とご協力をお願いいたします。

（以下、メッセージ概要）
　ワクチン接種が始まり、状況が好転することに期待が高まっていましたが、北海道においても変異株が広がりをみせ感染が拡大。５月１６日、昨年4月以来2度目となる緊急事態宣言が発令されました。特に、札幌市をはじめ、石狩振興局管内、小樽市、旭川市については、特定措置区域として、厳しい要請・協力依頼が出されています。
　一方、当麻町に住む私たちへも北海道における措置区域として、「不要不急の外出や移動を控える。特に午後８時以降の外出を控える」ことが求められます。また、飲食店に対して営業時間を午後８時まで、酒類提供を午後７時までに短縮することが要請され、人と人との接触を徹底的に抑える行動変容が求められます。
　北海道全域における難局を乗り切るため、町民みなさんのご理解とご協力をお願いいたします。
　当麻町においてはスピード感をもって、商工会と連携し、お食事処テイクアウト事業への応援運動を推進するほか、さまざまな業種に及ぶ影響を抑えるため、商工会員・商工会・町が一体となり、５月６日から８月３１日まで使用可能なプレミアム率50％・当麻町プレミアム付商品券【第2弾】直接的経済効果9,000万円をいかし、地域で支えあう町民みなさんの応援のお気持ちをいただきながら、日々の生活、経済活動を下支えしてまいります。
　また、道に対し、営業時間短縮の要請措置に応じた飲食店などへの支援金支給など、迅速かつ的確に支援策が実行されるよう、求めてまいります。
　当麻町では、不特定多数の方が利用されるほか、衛生管理の徹底が難しい公共施設、観光施設を5月17日から5月31日まで閉鎖します。ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
　ワクチン接種に全力をあげることはもちろん、感染拡大防止の取り組みを徹底し町民みなさんの生活を守り、コロナ禍に対応しながら社会・経済活動の継続を両立させる。難しい課題ではありますが、オール当麻の総力をあげて対応してまいります。
　基本となる感染拡大防止への取り組みはこれまでと変わらず重要であり、欠かせません。マスクの着用、手洗い、手指の消毒、人との距離の確保。ご自身の健康と命を守ることが、大切な人の命と健康を守ることにつながります。
　ご理解とご協力、よろしくお願いいたします。

令和３年５月１７日
当麻町長　村椿　哲朗（新型コロナウイルス感染症対策本部本部長）

　写真は自宅から見える風景。当麻町の美しい田園風景、大雪山は、これまでと変わらぬ姿を私たちに見せてくれます。

■当麻町WEB　新型コロナウイルスに関する情報
http://town.tohma.hokkaido.jp/kurashino-madoguchi/iryou-fukushi/corona/1287/?fbclid=IwAR1FPucomBvkqVuZVCWkG4LctWSLrKQ5nGJuG-dxj-LveTaohiwT6P63vIg

■クラスター発生抑止へ「Abbott社・抗原検査キット」活用
　当麻町では、クラスター発生抑止が期待できる安価で臨床性能の高い、2021年1月22日に薬事承認を得たAbbott社・抗原検査キットの入手が一定数、購入可能の見込となったことから、専決処分にて予算措置し抗原検査キット1,000個を早期に確保。高齢者福祉施設などを想定し、万が一に備えていました。５月７日の首相会見では、政府分科会の尾身茂会長も高精度・抗原検査の活用に言及されました。
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210508/mca2105080615015-n1.htm?fbclid=IwAR1l-At9F526yAAJVF8um5_bcGk356PRXtWAuRlc8reVFsYExbQU9XcgRI4

　当麻町において、仮に陽性反応者の方が出た場合には、保健所のヒアリング対応待ち・PCR検査の実施や判定がなされるまでの数日を待たずに、クラスター発生を一日でも早期に抑止すべく、自主検査として高精度・抗原検査キットを活用していきます。
　町民みなさんの日々の暮らし、安全と安心を守る使命をもつ地方自治体として、重要な独自の対策の一つとして、備えてまいります。