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✔️介護保険の申請の前に知っておきたい、介護予防の知識

皆様、こんにちは!

本日は、高齢者の要介護化を防ぐために私たちができることについて。

これまでケアマネージャーとして、多くのご利用者の支援に携わってきましたが、もう少し早めに対応しておけば、要介護状態を防ぐことができたのではないか?と思うことが度々ありました。

これまでは、書籍やnoteでは、早い段階から自分で行う介護予防についてお伝えしてきましたが、今回は家族や周りの方々に知ってほしい視点をご紹介いたします。

フレイルに気づく

フレイルとは、年齢とともに心身の活力(筋肉や認知機能など)が低下して、要介護状態に近づくことを言います。

高齢者の要介護状態の前の段階の特徴でもあるとして、フレイルの状態で適切に介入し健康に生活できる期間を延ばすことが大切と言われて注目されています。

フレイルの状態はを心がけていれば要介護の状態になることを防げる健康な状態に戻ることができる可能性があります。

そこで、皆様には、ご家族で高齢の方がおられれば、フレイルにできるだけ早く気づき、 対応することを心がけてほしいのです。

最近は、フレイル予防ツアーなども組まれるなど、フレイルへの対応の重要性が注目されています。

フレイルの3つの種類

身体的なフレイル

身体的なフレイルとは、筋力や柔軟性、バランス能力など日常生活に必要な体の機能が低下して、歩くことなどが十分にできなくなったり、 体力や気力を養うために必要な食べること、飲むことなどが十分にできなくなり低栄養や脱水などの悪影響につながる状態を言います。

精神的なフレイル

精神的なフレイルとは、何もする気にならない、とても億劫に感じるなど、生活の張り合いがなくなってしまいうつ傾向になる状態を言います。 精神的なフレイルの状態と、 その他の身体的な機能低下や社会的な要素が関わることで、 行動することや物を考える機会が減り認知症を発症するリスクも高まると言われています。

社会的なフレイル

社会的なフレイルとは、人との付き合いが少なくなった食事を一人で取るようになった外に出かけたり人と関わるのが億劫になった、家に閉じこもることが多いなどの状態です。

家族が体力や筋力、認知機能が低下してきたら、皆さんはどう感じますか?

少し体力や筋力が低下してきた、認知機能が低下すると、本人もご家族も不安になり、過剰介護をしてしまうことがあるのではないでしょう?

一人で行動するのは危ないので付きっ切りになる

認知機能が低下してきているから、何でも手伝ってしまう

高齢者を過保護にしすぎるとフレイルの状態の悪循環を促進してしまいます。

高齢者への過保護は、高齢者にとっては、よくありません。そして介護する側にとっても大きな負担になります。

初期の心身機能の低下は、上手く付き合っていくことができます。

ぜひ、ご家族や周りの方のささいな変化に気づき、少しでも要介護状態に近づくことを防いでいきましょう。

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