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コラム・年始に観る「最初の映画」

年始に観る「最初の映画」は「サスペリアPART2」日本劇場公開版。
本当は45年前…今や46年前に観ておくべきだったものを今観てるのだ。
普段「4K画質がー」とか「解像度がー」とか偉そうな口利いてるが
本当は「元の形」が知りたいだけ。
誰にも僕の「真実の追求」の邪魔はさせん。
実に締まらない年始の挨拶である。

年を取ると新年を迎えても「目出度くない」のである。
「自分の死」が確実に1年近付いて「目出度い」と思う人間なんているかい?
生物学的「残り時間」より知的活動を続けられる「残り時間」の方が
確実に短く1日たりともおろそかに生きれれないぞと
宣告されるのが元日なのだ。
僕にとって元日は365分の1であり,残りの364日と何ら変わる事は無いのだ。

加齢…「残り時間」から目を背け自分の事を
「永遠の映画少年」だの「オンナノコ」だのと自称し
誠実に生きる事を放棄する連中には
決して真実の追求は出来ないのだ。

劇場公開版は本来の尺より21分も短く,
アルジェントの創作意図を侵害してる意味で「憎い」が
余りにも長い間憎み続け過ぎて今や愛してると言っても過言ではない。

「愛憎」って言葉は
愛し過ぎて憎さ100万倍という意味で使われる事が多いけれど
憎み続け過ぎていっそ愛する様になる場合もあると主張したいのだ。

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