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コラム「『新しい物は古い物に無条件に勝る』と言う考えは事実として誤っている。」

映画「サスペリアPART2」の犯人は精神分裂症だが
2002年に統合失調症という概念に取って代わられ同作の配信の訳語も変更。が,パッケージソフトは1998年製作の字幕を死守し現在でも精神分裂症表記。
物事の本質を曖昧にせんとする圧力との戦い。

そもそも同作が製作された1975年に「統合失調症」なる概念はない。
ある訳がない。
時代考証の点で考えても「精神分裂症」が「正しい」のだ。
いちいち現在の社会通念に遠慮・配慮していたら
ありとあらゆる古典は死ぬ。

過去の映画をジェンダーの立場から批判し是非を論ずるのも片腹痛い。
何故ジェンダーの考えが絶対に無条件に正しいと言えるのか。
1975年と言う時代の証人の証言をジェンダーの立場から歪める心算か。
ジェンダー論者が「造反有理!」と叫びながら
年長者に反省を強要し本を焼く紅衛兵に見えて来るよ。

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