気がついたら、秋田で机を作っていた 〜TEAMクラプトンとの出会い〜
こんにちは。
イッテツです。
南伊豆でローカルメディアをやったり、またマンガを描いたり。
最近は2月に宿をやろうとしています。クラファンもやってます。
昨日のnoteで、「あわーい神輿をつくりたい」と書いた。
いろんな人が、いい距離感で宿に関わってもらえたらって意味で。
だけど、いざ宿づくりにそれを反映させるとなると、案外難しい。
僕はどうにかして、この神輿にちょっとでも触ってもらいたい。
そこで、TEAMクラプトン(以下:クラプトン)にお願いした。
クラプトンのメンバー
僕の中では、クラプトンしかいないと思った。
今日はそのことを書く。
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クラプトンとの出会いは、2020年3月に遡る。
僕が、取材で秋田県にかほ市に行った時のことー
秋田といったらこのかた、ナマハゲ
取材相手が指定してくれた待ち合わせ場所に行くと、そこは廃校だった。
廊下を進むと、ドリルの音やノコギリの音が聞こえてくる。
そこにクラプトンはいた。
その時の作業現場の風景。ここが地域のコミニュティスペースとして生まれ変わるそう
んで、気付いたら、僕も作業に加わることに。
いきなり、机の大事な部分を手伝った
緊張感があったけど、楽しかった
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クラプトンのスタンスは、ワークショプ形式で、素人もプロも混ざって、一緒にものづくりをする。
彼らが掲げているのが、DIT。
DITとは、「みんなでつくる= Do it together」。
「DIY(Do It Yourself)」ではない。
依頼した施主も、がっつり作業に携わる。
当日、僕がインタビューしたかった相手も、黙々と作業していた。
真ん中にいる人が取材相手。実はすごく有名な人なんだけど、一緒に汗をかいてた
でも、よーく考えてみてくださいよ。
ほんとは、彼ら(クラプトン)が作業した方が100倍早いはず(笑)。
例えば、素人が間違いないようにネジを2本打ってる間に、彼らは10本くらい打ち込める。
フツーに見れば、効率って悪い気がする。
だって、スマホ一つで、食べ物も、欲しいものも、なんでも届く時代ですよ。
彼らがやろうとしていることは、不便さだったり、大変さだったり。
みんなで重い荷物を運ぼう的なしんどさというか(笑)
時代に逆行?している気がする。
だけど、僕はあの時。
めちゃくちゃ強い秋田の風を受けながら。
昼の作業を終えて、彼らとラーメン屋で一緒にご飯を食べたこと。
そこで、僕がやっている『南伊豆くらし図鑑』の話をしたら、「めちゃくちゃおもしろいっすね!」と言ってくれたこととか。
別れ際、「神戸に来たらフラッと遊びに来てください」「もちろん!南伊豆にもぜひ! てか、この強風で帰りの飛行機あるんですか?!」とか。
そんなやりとりが残っていて。
もしかしたら、彼らがやりたいことって、ただものをつくるだけじゃないんだろうなって思ったんですよ。
だって、結果的に。
秋田に縁もない、鹿児島出身で南伊豆にいる僕が、神戸にいる彼らに仕事を依頼したいと思ったわけで。
そんで、これ。
いつか絶対、僕はまんまと、秋田県にかほ市に行くはずなんです。
あの時、関わった机をみるために。
これ、なんかある気がしませんか?
大変かもしれないけど、彼らと一緒に宿をつくりたいと思いました。
淡い神輿なら、彼らだ、と。
そこで、もっと彼らの考え方に触れてみたいと思い、オンラインイベント「ローカル×ローカル」を企画しました。
ゲストはクラプトンの代表山口晶さん。
開催は11月21日(土)、19:30〜21:00。
このイベントは、僕がローカルで活動されている方に事前にインタビューを行い、その時に学んだことを下敷きに行うトークイベント。南伊豆でDIT中の宿から配信します。※このイベントが生まれた経緯はこちらから
一緒に学びを深める仲間は、日本仕事百貨 編集長、中川晃輔さんです。
今回のテーマ(深めたい学び)は、
「いま、クオリティって何?」、です。
クラプトンが考えるクオリティってなんだろう。
いま、クオリティの指標って変わってきている気がします。
ただ上質なだけが、クオリティなのか?
たとえ拙くても、関わりしろ含め、クオリティなんじゃないか?
そんな問いをクラプトンにぶつけてみたいと思います。
クラファン中のイッテツの楽しそうな顔面(見かけはやつれているかも)も見れます。
※売上げは、クラウドファンディングと同様、軍資金に当てられます。
※クラファンには抵抗あるけど、こういう形で支援したいって人はぜひ!
僕は、1000円以上の価値(クオリティ)を見出せます。
申し込みはこちらから
明日もクラプトンの話をしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
クラウドファンディングもマンガもぜひ!
漫画「ローカル×ローカル」
あらすじ:2017年夏。東京の出版社で働く編集者の一徹。突然、友人のフリーランス・ヤノモトから呼び出される。乾杯も束の間、「伊豆で働かないか?」と相談を受ける。地方なんて、「仕事がない」「閉鎖的」「刺激がない」。そんな現実を知っていた地方出身者のイッテツだったが・・・。「都市」or「地方」の二極じゃない価値を模索する、ローカル サバイバルマンガ
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