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ラグビー#16|右と左、どっちが得意なん?イングランドのアタックゲイン率!


最近は、鈴鹿ライフシリーズの執筆に熱中しておりました


お久しぶりです

イングランドのことを勝手に調べてみようシリーズ




いよいよ、今週末から始まるシックスネイションズ2022


ドキドキワクワクが、止まりませんよね



復習も込めて、昨年2021年のイングランド代表の試合を見ていたところ

ひとつ、疑問が浮かび上がりました




『イングランド代表って、右と左どっちへのアタックが得意なん??』



めっちゃ気になる・・笑




右と左、どっちへのアタックが得意か・・


要は、セットピースやラックなどからのアタックで

左右どちらのサイドへ、いいアタックができているのか


いいアタックと言っても色々考えはありますので、今回はわかりやすく


いいアタック=ゲインラインを切れているアタック


としました


これが分かればシックスネイションズを観るのが、さらに面白くなるかもしれない・・




ということで、昨年11月に行われたオータムネイションズシリーズ3試合を元に、調査しました




調査方法は以下の手順で

①セットピースやモール・ラックからのフェーズアタックを対象とする
②キックカウンターやターンオーバーからの、最初のアタック(ラックができていない状態)は含めない
③クイックタップ・クイックスローの、最初のフェーズも含めない

②③に関しては、ポゼッションスタートからボールキャリアが真っ直ぐアタックすることがあるため、今回は省きました






細かいことはさておき、早速結果を見てみましょう




第1戦目、トンガ代表との試合は





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なるほど、左へボールを回すアタックの方がゲイン切れている

左側へパス(右パス)する方が、アタックしやすいから??

これはよく言われていますね


僕も一旦、その仮説を立てました


この調子で仮説が証明されるのか




第2戦目、オーストラリア代表との試合はというと・・





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早くも、僕の仮説は覆されました笑


仮説、棄却!



今回は、右へのアタックの方がゲイン切れていました





それでは本命の第3戦目、W杯でのリベンジを果たした南アフリカ代表戦





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絶妙に左サイドアタック!



なんという結末

決着がつかない・・




3試合トータルを出してみて、結果発表



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イングランド代表のアタックは、左右同じぐらいの割合でゲインを切っている



という結果になりました笑


さすがイングランド代表

分析に隙を見せませんね




けど試合を見ていて、ひとつ気づきが


右サイドへアタックする方が、なんか大きくゲインを突破している気がする




おまけで、左右のラインブレイク数を調べてみると
(ラインブレイクとは、相手のDFラインを突破すること)



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やっぱり!

右サイドへアタックする方が、ラインブレイクが多い


見ていて、相手のウィークショルダー(タックルが苦手な方の肩)をしっかり狙えていたシーンもありました


右サイドへアタックなら、相手は左タックルが多くなる


左タックルが全員ウィークショルダーって訳はないですが、若干その辺も関係しているのかなと



やっぱラグビーって面白いですね!





今回はイングランド代表のアタックを調べましたが、その逆も面白そう


イングランド代表は、左右どちらのディフェンスが得意なのか!?


シックスネイションズでは、その辺のデータも取ってみたいと思います!




今回も、勝手な調査の結果発表にお付き合いいただき、ありがとうございました!


これからもイングランド代表について研究していきたいと思いますので、よろしくお願いします!



[今回取ったデータの詳細]

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