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【詩】まとめ

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私の書いた【詩】置き場 定期更新はできませんが、誰かの心が温かくなったら嬉しいです🎶 ※詩と言っていいのか不安ではありますが…
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【詩】秋

鈴の音のような虫たちの歌が聞こえる 昆虫の出している音だとは思えないくらいに澄んだ音色が 夜は過ごしやすくなってきた 日も少し短くなってきた あぁ,もうすぐ秋が来る 秋の花々が咲き始め 木々ももう少しすると色付いてくる 今年はどんな秋だろう? 猛暑の続く秋だろうか? 雨の多い秋だろうか? 嵐の吹き荒れる秋だろうか? 過ごしやすい秋だろうか? どんな秋になろうとも 秋は秋 木々や空気,他の生き物たちが教えてくれる “秋がきたよ。“と

【詩】うたを

私のうた 覚えてますか? みんなの心に残る声 口ずさめば自然と思い浮かぶメロディー 覚えていますか? 今はもうその唄に霞がかかって思い出されない 私の声も枯れてしまった もう少し歌うことを楽しみたかった でももう私の声は音を紡げない 私の音楽 聞こえてますか? みんなの心に響くメロディー 体が自然に動くようなリズム 聞こえてますか? その音楽は何十年もたった今も受け継がれている 死後数年経つのに有名なままだ もう少し歌いたかった私は枯れた声で 新しい音楽を紡

【詩】ひとりだからこそ

僕はひとり 君もひとり だから君の隣に座れる。

【詩】朝

澄んだ空気が肺へ落ちる ふわりと温かな日差しが肌を差す 植物をさわさわとゆらす風が髪をなでる 鳥達の歌声が耳を楽しませる パンの焼ける香ばしい匂いが鼻をかすめる さて、今日をはじめましょう

【詩】空=

一面、青という名の色がどこまでも続く 涙を流すことなく ワタのようなふわふわな布に覆われることもなく 透き通るような青が広がる このキレイな青はどこまで続いているのだろう? ふと思い出す 少し前までは、ここはどんよりと暗く染まり、涙を流していた しかし今は晴れやかに澄んだ色が覆う いつ変わったのだろう? いつ晴れたのだろう? そういえば、あの人に出会ってから雨が止んでいた あの人のそばにいるようになってから雲が晴れていった あの人のパートナーになってから雲

【詩】命 ※元気のない方はご注意を…

硝煙の中 小さな命が親を求めて泣き叫ぶ それに応える者は誰もいない あるのは瓦礫の山と、 鉄錆の匂いと、 土埃舞う空気と、 その子だけ *••ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー••* 蛇足 こちらもウクライナのニュースを見て、 親が子供だけでも守ろうとした結果、 赤子だけが残るが、それを見つけてもらえない。 見つけても手遅れになっていることが… という状況が悲しくて、悲しくて… はやく終わってほしいと願う事しかできませんが…………

【詩】雪の中に

しんしんと、積もる雪 建物も 植物も 人をも 覆い隠してしまう。 *••ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー••* 蛇足 季節はずれな時期の詩になりますが、 これは今年の3月頃に、ニュースでウクライナの状況を見た時に考えたものです。 蹂躙された建物と戦場の殺伐とした空気。 そんな状況下に降る雪は全てを埋めてしまう。 そんな光景が物悲しくて…

【詩】雨

雨が降る ポツポツと 雨が降る 唐突に怒り出したかのようにザーザーと 雨が降る 怒りが治まったように、またポツポツと たまに風と共に 時折、雷と共に 降り続く雨 くるくると表情の変わる雨模様は 面白くもあるけれど 一昔前までの 一定雨量で降り続く雨が 今は懐かしい