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私が地方公務員に転職した理由②「地方出身長男という首輪」

地方公務員に転職した理由。第2回は「地方出身長男という首輪」と題して語ります。

地方出身長男の悩み「いつかは地元」問題
地方出身の長男、あるいは長女で都市部に就職した人は多いでしょう。地元に有力な就職先がない、あるいは有力な就職先は狭き門という場合、都市部に目を向けざるを得ない現実があります。

一方で、「両親の面倒を見れるのは自分だけ」という立場の人は、常に頭の片隅に両親のことを考えています。一旦は独立して都市部に住まうけれども、いずれは地元に戻りたい、と考える人も一定割合でいることだと思います。

全国展開をしている企業なら地元へ配属が可能と思っていた
私もそのクチで、就活時の企業選びの基準として、「地元に支店があるかどうか」を重視しました。全国展開している企業であれば、都市部で経験を積んだのちに異動を希望してUターンを実現できる可能性が高いと考えていました。

そうして実際に全国に拠点を持つSIerに就職した私でしたが、実際に入社して知った地方支店の状況は次のようなものでした。
・市場は縮小しており、売上は漸減傾向
・一方で業務量は多く、サービス残業が横行している

入社時点でこうなのだから、自分が異動を希望する頃に事態が好転しているとも思えませんでしたし、むしろ撤退している可能性の方が高そうに思えました(実際はまだ存続しているようですが・・・)。

この現実から、私の地元に異動プランは崩壊しました。

ならば転職で地元の有力企業に、とも考えましたが、転職サイト上の求人を眺める限り、求人自体が少ないうえ、待遇等の条件は大手企業に比べて劣後するものが大半でした。

結婚を意識すると、地元を意識せざるを得ない
地方出身長男の悩みとして大きいのが「嫁探し問題」です。いつかは地元に帰ることを前提にした場合、できれば地元が同じ人がいいとか、都会育ちではない地方生活に慣れている人がベターたと思いますよね。

もし東京生まれ東京育ちの人と結婚したとして、地元にUターンするから一緒についてきてくれ、と言うのは非常に勇気がいると思います。プロポーズ時に言うとしても、それが原因で破局してしまうかもしれない・・・と不安に思いますよね。

このように、都市部に出てきた場合にUターンを前提にした結婚には相応に高いハードルがあります。最初から地元にいればこのようなハードルはないので、難易度が全然違いますね。

ソリューションとしての地方公務員
前述のような問題を考えた場合、地方にいながら平均以上の安定した生活を送れ、結婚を意識した時に比較的困らないであろう地方公務員への転職が私にとっての最善の選択肢でした。

同じような悩みを抱える地方出身長男サラリーマンのみなさん、地方公務員に転職しませんか?

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