納品と校了のあいだ…漫画家はなにをしているのか。-私のわんこはキスを待てない制作余話
こにゃちわー漫画家の村岡恵です。8/2の金曜日に「私のわんこはキスを待てない」3話が配信されました。
(3話が更新されたので)そのまえの2話で私的に印象的だった”完成原稿の修正”について書いておこうかな~と思います。クエスチョン:納品と校了のあいだ、作家はなにをしているのか。アンサー:休みなどなく、常にこまごまとした仕事をしているということです😂
「私のわんこはキスを待てない」(以下わたキス)の2話では最終ページで新しいキャラが登場します。作品で一回も描いたことがないキャラは筆者としても迷いが生じて、どのくらいの塩梅で描けば良いのかわからないことがよくあります。
第一稿。(脱稿直後)
「なんか違う」ということで編集さんから電話がかかってきます。
第二稿。
修正してデータを送りながら「なんか違う」の違和感はなになのか、できる限り多角的に言語化してもらいます。
①「読者には”系統のちがうイケメンが出てきたと気づいて欲しい”(脚本上の演出意図)」②「このキャラクターも読者の理想と感情の移入先である(キャラの商品価値)」③「キャラのイデアを端的に表す行動。”彼のヘアスタイルは表参道で美容師さんが1万円でカットしている”(イメージを具体化)」etc,etc
というわけで、このように3回の修正をへてFIXしました。
ここで「なるほど、このキャラって私はこう(第一稿)かと思っていたけど、じつはこういう(第三稿)のようなキャラだったのだな」と筆者の脳🧠にミームが流れ込んで、以後の話でも動き出すというわけです。
てなわけで今回はここまで。
🐤村岡恵Twitter 📷インスタグラム①(ディープ横浜)/インスタグラム②(イラスト)もよろしくおねがいします。
長寿と反映を🖖
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