見出し画像

四重奏曲を作ったことで、作曲家気取りになってしまいそうな今日この頃

生まれて初めて「作曲」というものをやり始めて約一年、昨年の12月にマンドリン二重奏曲の10曲目を作り上げたところで、さてどうしよう?と考えていました。

ソロ曲は自分一人で弾いて楽しめばいいけれど、二人、三人で弾く曲は、弾いてもらえる可能性がないとやはり作る気にはなりません。聴いてもらうための楽曲作りも有りかと思い、DTMに手を出そうとしましたがなかなか。無料DTMソフトのガレージバンドでさえも出来ることが多過ぎて、選択肢があり過ぎて、何から手を付けたらいいのかさっぱり分からず、せっかく買ったiMacは埃をかぶっています。

そんなときふと「そういえば来年(2022年)のアンサンブルフェスはどうしよう?今年(2021年)はフェスに出るために無理やり(笑)三重奏曲を作ったなぁ」と。

実は私はマンドリーノ・ジラソーレというカルテットに所属していて、コロナ禍になる前までは、毎年そのカルテットでアンサンブルフェスに参加していました。演奏曲目については特に方向性はなく、毎年様々な曲を演奏していたので、「これはチャンスでは?!」と思い立ったわけです。

四重奏曲を作るとなるとかなり大変だと思うので、演奏してもらえる可能性がないと取り掛かる気になれません。ということでカルテットのメンバーに「もしも曲が完成したら演奏して欲しいなぁ」と連絡を入れ、曲作りを開始しました。

曲を作るときに考えたことは...
・実際に4人でステージ上で弾き始めるところを想像する。
・各パートにメロディを割り振りたい。
・分かりやすい曲にしたいけど単純すぎるのもダメ。
・緩急を付けたい。
・3~4分の短めの曲にする。
・比較的簡単に弾ける曲にする。
などなど。

そして出来上がったのが「マンドリン四重奏曲No.1」ですが、ちょっと願望を詰め込み過ぎて、「分かりやすい曲」にはならなかったです。終盤ももう少し盛り上がらせたかったけど、長くなりそうだったので、実は無理矢理終わらせてます。

けれど思ったより苦戦せず短い期間で1曲完成したので、気を良くして続けて2曲を作曲。そちらの2曲の裏話はまた追い追い。

先日、ジラソーレのメンバーに「マンドリン四重奏曲No.1」を演奏してもらった動画がこちらです。

ちゃんとした曲になってる!なってますよね?作った時は曲として成り立っているのか自信がなかったんですが、メンバーから「弾いてて気色悪い」(笑)とかの苦情も特になかったので良かったです。

これまで作った簡単ソロ曲やマンドリン二重奏曲などの楽譜は無料で配布してます。そりゃド素人が作った曲ですからね。しかしこの「マンドリン四重奏曲No.1」、無料で配布するのはもったいないと「欲」が出てきてしまいました(笑)。曲を作るのに時間と労力が掛かったのもあるけど...楽譜をキレイに作り上げるのがめっちゃ大変だったんです!ミューズスコアを使っているんですが、設定の所々が英語表記になってて、体裁を整えるのがめっちゃ大変なんです。まあ、使いこなせてないだけなんですが。

スコアとパート譜で全11ページ!これはもう気持ち的に販売させてください(笑)。そうそう買う人はいないと思いますが、なんだか無料で公開したくない気分(笑)。完成した楽譜には漢字表記で名前も入れました。するとなんということでしょう!私もいっぱしの作曲家になった気分です。パート譜を作って、本名を表記した途端に作曲家になった気分になりました(笑)。

本当は、酷評する人が現れてこそ本物の作曲家と言えると思いますので、批評家の目(耳)に触れるまで、曲作りを(楽しみながら)頑張って行きたいと思います。

実際に演奏してみた結果、強弱の表記とスラーの付け方を若干変更しました。いつの日か誰かが演奏してくれるのを夢見て♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?