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マンドリン独奏への長い道のり

 私がマンドリンに出会ったのは大学に入学した時です。音楽は好きな方だったけど、ピアノを習ったこともなければ、音楽系の部活動をしたこともない。高校の選択授業では音楽じゃなくて美術を取ってました。そんな私に「みんな初心者だから」という先輩の甘いささやき。その言葉に釣られてマンドリンクラブへ。
 ただマンドリンを買う財力がなくて、私は楽器を借りられるセロパートに。マンドリンオーケストラのいちパート員への道まっしぐらです。まさかマンドリンの世界に「独奏」というものがあるなんて18、9の私には知る由もありません。ただ単に私のアンテナが低かっただけかもしれませんが。
 時は流れて30歳過ぎ。社会人のマンドリンオーケストラに入団しましたが、そこでもしばらくはセロパート。マンドリン関係のイベントなどでちらちらとマンドリン独奏をされる方を見かけるようになりましたが、私とは別次元。世の中にはすごい人がいるんだなぁと思うだけ。
 しばらくして、マンドリンも弾いてみたいなぁと思うようになり楽器を購入しました。この時もすぐにマンドリンパートでオーケストラに参加できる環境があったので、「独奏」してみようなどという思いには至らず、また時が流れていくのです。
 そもそも、マンドリンの独奏曲に出会わないんです。まぁ、出会いを求めて探していないからなんですけど。たまに魔が差して独奏用の楽譜を買うと、これがとんでもなく難しい。「私には」と付け加えておきますが。でもやっぱり簡単な独奏曲ってないですよね。
 ということで、そうです。めちゃくちゃ簡単なマンドリン用の独奏曲を自分で作っちゃえーということになりました。つい最近のことです。初めて一人きりで弾いた音源を、いきなりYoutubeで配信しちゃいました。うん、結構楽しいですよ。一人で出来る娯楽として録音&配信をおすすめします。楽器を触る時間も増えていい感じです。

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