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クラウドソーシングで働き方は変わるのか?

クラウドソーシングがcrowdworks、ランサーズを中心に盛り上がり、色んな働き方があるんじゃないかという話題が持ち上がるようになって結構経ちました。個人的にはまだまだ入り口の付近で決定的に働き方が全体的に変わるのも変わる要因が準備されるのもまだ先なのかなと考えています。具体的にどういう働き方がどういったサービスで将来変わるのか考えてみました。


そもそも変わる層はどこか?

まずそもそもクラウドソーシングで働き方が変わるそうというのは2種類いると思います。

1,個人事業主、フリーランスが顕在化しやすくなることで仕事の機会が増える

2,主婦やサラリーマンがちょっとした時間にお小遣いを稼げるようになる

1はそもそも場所などにとらわれない仕事の仕方をしていたのですがそれがしやすくなるというイメージ。2は雇われる程ではないがちょっとしたお金がほしい、でもそのちょっとした金額って実はなかなか難しかったりします。1円だけ稼いでくださいって言われても正直20万稼ぐほうが案件が多いので簡単だと思います。クラウドソーシングはこの2、3万〜10万ぐらいの今まで無かった働き方の機会を与えるところがすごく大きいと思っています。


もっとそもそもだがクラウドソーシングでなんで変わるのか?

ではすごくそもそもな話ですがクラウドソーシングでなぜこの1,2の層が働き方が変わるかというと今までこの層の人達はクライアントから見えてすら無かった。というのも金額が小さくなればかけれる広告費、営業費も低くなります。そうなるとそもそもクライアントの目につくこともあまりなかった。しかし、crowdworksやランサーズで登録されデジレクトリ化されることでまず目につくようになりました。そんなの今時サイト作ったりなんだりでいくらでも発信の方法はあるだろと思われがちですがそもそもサイト作れる人間って大分少ないですし、それがひと目につくまでに結構手間と時間がかかるため少額の案件に見合っていませんでした。


実際にはどうなのか?クラウドソーシングで変わるのか?

ただ、その顕在化は本当に働き方を変える入口部分でしか無いです。仕事をするには

・互いに見つけて

・契約を進め

・実際に作業をし、

・納品、検収

をしなければなりません。今はまだこの1番最初の見つける部分の解決のみで契約や仕事の進め方には色々課題があります。


現在の問題点は契約、進め方

まず契約ですがアルバイトやサラリーマンの方でそこまで契約書などを詰めた経験のある方って実は少ないんじゃないかと思います。意外と読み込むと奥が深く、なにかトラブルがあった際にとんでもないリスクを負わされる契約書だったということもあります。ここはフリーランスの方でもちゃんと理解している人が少ないですし、ましてやお小遣い稼ぎでやっている主婦がちゃんとで詰めれるところでは無いと感じています。ただどのクラウドソーシングのサービスでもここはほとんどノータッチで例えばちゃんと納品したのに検収ボタンをずっと押さずに入金を遅らせる、払わないなどの事をされて問い合わせてもノータッチだったりします。この契約条件、作業内容の詰めはもっと今後改良するサービスが出てくる領域だと思います。

次に仕事の進め方ですがこれは正直slackなどのコミュニケーションツールの領域でクラウドソーシングがカバーする領域では無いかもしれません。しかし、現在も結局会わなきゃいけなくなったりして今までの仕事の仕方と実はそんなに変わっていないところではあります。タスク形式は今までではありえなかった数件、数分の作業を複数人でやってもらって大きな作業にするという新しい働き方を実現できている形式です。ただし、なにかしらのデザインなどはまだまだ直接会うことが多いためこの辺は改良の余地があると思います。多いのがデザインのフィーリングの詰めとクライアントに専門知識が無いための不安感からのミーテイングがあり、デザインは僕自身、解が見つけられていないですがクライアントに専門家をつけるのはbizerや弊社のATHELPなど専門家をクラウドで提供するサービスが今後各領域にできることで解決されることだと思います。


どういったサービスが今後変えていくのか?

で、まとめると

1,互いに見つけて

2,契約を進め

3,実際に作業をし、

4,納品、検収

1は現状解決に向かっているが2はもっと簡単に契約書を結べるサービスが出てくると思います。それは弁護士を安く付けれるサービスなのかフォーマットを提供するサービスなのかは分かりませんが、需要があるところで本来クラウドソーシング側でカバーしておいたほうがクラウドソーシング側から見ても得なんじゃないかなというところです。これは実際にランサーズ、crowdworksともに契約時に人が間に入るモデルをちらほら試しているのでもしかしたらもうそろそろ解決されるところかもしれません。

3はコミュニケーションツールの進化でカバーされそうですがクライアントの安心感も必要なため定額の顧問サービスが解決する部分だと思います。例えば作っている途中で制作会社から技術的に難しい、もしくは普通はコレぐらい時間がかかるものと言われて本当かどうかは専門家が内部にいないと判断が難しいです。ここを解決するために専門家を遠隔で安く提供するのは色んな領域で出ると考えられます。(と言うよりでている)

4は2に密接に関係しますが小規模事業者用のエスクローサービスが解決すると思います。海外のクラウドソーシングを試しても契約にサービス側が関与しないために結局paypalなどで自分たちで決済するのとリスクが変わらないと結構な率で決済はpaypalでと言われます。(サービス規約的には違反ですが現状取り締まることが難しい。。。)

個人的にもなにかトラブルが起こった時に本当にノータッチなのでこの辺解決するだけで直接取引へると思うんだけどなあと感じているところです。ラクスルのようにもうラクスルと取引するという形で介入するのかユーザーどうしの契約に介入するのかどちらが正しいのかはさておき変なユーザーにあたった時の防御策が少なすぎるのが直接取引に向かわせている気がします。



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