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男女共用トイレ1つだけでOKという「特例」が適用可能な「少人数の事務所」で働く人は、従業者の2割強~4割を占める。働く人の安全衛生の改善機会の喪失を懸念する
こんにちは、労働社会学者の村尾です。先日「少人数事務所での男女別トイレ設置が義務でなくなるのは困ります!事務所衛生基準規則の改悪に反対します」という記事を書いた者です。 2021年7月28日の労働政策審議会安全衛生分科会の議事録が公開され、男女共用トイレ1つだけでOKという「特例」が適用可能な「少人数の事務所」の範囲について、厚生労働省のより詳しい説明が明らかになりました。この説明を手掛かりに、既存の統計(2014年のもの)を用いて計算したところでは、この特例の適用対象と
少人数事務所での男女別トイレ設置が義務でなくなるのは困ります!事務所衛生基準規則の改悪に反対します【2021.8.17追記あり】
こんにちは、はじめまして。労働社会学者の村尾祐美子と申します。 突然ですが、いま、「少人数の事務所での男女別トイレ設置が義務でなくなる」という法令改悪が行われようとしていることをご存知ですか?「そんな改悪困る!このことを多くの人に知ってほしい!そして改悪をやめさせたい!」という思いから、noteをはじめました。8月13日の夜にnoteアカウントを作った超初心者ですが、最後まで読んでいただければ幸いです。 【なお、2021年8月15日に毎日新聞デジタルに掲載された「女性