9.白馬の王子様は迎えに来ない Y君②
久しぶりに友人から連絡があり
Y君を含めた4人で
Y君の家でたこ焼きパーティーを
することになりました。
私はまたY君が私を
気になってくれないかなと
やっぱり期待してしまっていたのですが、
Y君の視線や態度から
私にもう興味が無いことは
明らかでした。
私はどうでもよくなって
お酒をたくさん飲みました。
友人以外みんなお酒をたくさん飲み
Y君と私は酔いつぶれてしまいました。
私はもう面倒になっていましたので
寝たふりをしていました。
すると
友人と友人の彼氏がY君に
「今のうちに○○ちゃん(私)の
おっぱい触っときなよ。」
みんな若くお酒との付き合い方が
わからない年齢。
(20歳は越えていましたよ。)
あの空間は異様でした。
みんなおかしくなっていて
何をやっても許される、エッチな
雰囲気が流れていました。
私は
「Y君は本当に触ってくるのかな」
と嬉しいような、
切ないような
気持ちでした。
だってもう私に興味はないのはわかっているし
酔っぱらって私の体に触るって
もう適当に扱われると
感じましたもの。
それでも私はどうでもよかった。
彼は私の服に手を入れて
胸を揉みました。
「Y君が私の胸を触ってる…」
投げやりになっていた私は
その場を楽しみました。
なんかエッチな雰囲気だな~
それだけで楽しい気持ちになるのです。
それから
私の口に指を入れて
吸わせたり
出し入れしたり
また胸を揉まれたりしました。
みんながおかしくなったのに
酔いが醒めれば
何もなかったようでした。
そうして私とY君の関係は
初々しく希望のある純朴な二人から
自己中心的な、性に満ちた
関係に変わっていくのでした。
N君にしてもY君にしても
私は好きな人とうまくいかず、
しかも適当に扱われる。
このあたりから
白馬の王子様なんて迎えにこない
私は王子様に値しない人間なんだ
と思うようになってきたのです。
そして私はその後初体験を終えた時
それが確信に変わるのでした。
その話はもう少し先で。
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