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13.私が一番好きになった人 KK君

社会人になって一人暮らしを始めてから
私は自由になり
性に対してもより開放的になるようになりました。


飲み会や合コンで遊びまくるようになり
その経験から男性と話すことも緊張は無く
むしろ積極的になっていきました。

幹事をすることもしょっちゅう。


男性と話すのに声が震えていた私が
まさかこんなに
男性とのコミュニケーションが
スムーズになるなんて思ってもみませんでした。

飲み会はコミュニケーション力を上げる
最高の練習場になりました。


(ちなみに今や結婚して家庭にこもるようになると
初めて会った人に極度に緊張するようになり
飲むと悪態をついて記憶を無くす
という醜態を晒すようになりました。

年齢を重ねると内臓が働きませんね。
お酒が残る残る。

ほんとに旦那さんには迷惑ばかりかけて
申し訳ない限りです)



話が逸れましたが

そんな感じで社会人ライフを満喫していました。



職場で知り合った人と同期飲みをしたり
することも多かったんですが。

初めて同期との飲み会をした際

私の転機となる人に出会います。

友人とお店に入った瞬間
彼が目に入りました。

色白で黒い髪に小さい顔。

その会の中では一番カッコよく見えました。


「あの人、○○(私)のタイプでしょ?」
と友人。

まさしくタイプの男性だったのです。




その場は盛り上がって

二次会に行くことになりました。


お店を出て歩いていたら
彼と連れてきた女の子の一人がいないことに
気づきました。



彼はそういう人だったんです。

こっそり女の子をお持ち帰りするような

おとなしそうに見えて
肉食な男の子だったんです。


その女の子は彼氏がいたようで
連れ込まれそうになったことに恐怖を感じ
逃げたそうですが。



とにかく

私の彼に対するイメージは

これで最低にまで落ちたのです。


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自分が相手にされなかったのも
気に食わなかったのかもしれません。

それでも
この時はまだこういった飲み会でも
恋愛に発展することを期待していたので

飲み会を遊びだととらえている彼の行動は

私には不真面目に見えたのです。



とはいえ、自分も真面目では無かったですが。




その後の二次会で女の子の扱いが
上手い男の子がいて

結局
私はその人のことが気になるようになりました。




だから色白、黒髪男子のことは
どうでも良かったのですが…


なんでだろう。


あんなに好きになってしまうなんて。



彼のことは



KK


と呼びましょう。





KKは私の人生の中で
一番好きになった人でした。



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