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#47 土地購入のための資金プラン①

建築着工前から実行が可能なローンもある

土地を購入して家を建てる場合、多くの住宅ローンは、土地と建物のローンを同時に組みます。
銀行など民間の金融機関が扱う住宅ローンでは、建築予定の家の図面や契約書の写し、建築費の見積書などを参考にして融資が決定されるため、建築着工前からローン実行が可能となり、土地の代金もそのローンで支払うことができます。

しかし、フラット35や財形住宅融資などでは完成した住宅の登記後にローン実行となるため、土地の購入や工事の前払い時には融資が受けらず、その場合、「つなぎ融資」を検討する必要があります。

つなぎ融資が必要なときとは?

つなぎ融資とは、土地の購入や物件の引渡し(登記)など、住宅ローン実行までの間に短期間で行われる融資のことです。
フラット35や財形住宅融資は、物件の抵当権を登記した後でなければローンが実行されませんが、登記を済ませるためには住宅を「自分のもの」にする必要があります。
つまり、不動産業者には土地の、建築業者には建物の代金を支払うための、まとまった費用を用意しなければなりません。
このような時に利用されるのが、「つなぎ融資」です。

また、家を買い換えるとき場合もつなぎ融資が必要になることがあります。
新しい家に引っ越した後に以前の家の代金が入金される場合など、先に次の家の支払いを済ませなければならないからです。
つなぎ融資の申し込みは、銀行など民間の金融機関で受け付けています。

つなぎ融資を受ける場合の流れ

1. つなぎ融資の申請
   (民間の金融機関につなぎ融資の申し込みをする)
2. 審査・融資決定
   (ローン契約を行う)
3. つなぎ融資の実行
   (土地代金などの支払いを行う)
4. 住宅工事の着工、竣工
   (住宅代金の支払いを行う)
5. 物件の引渡し、入居、所有権保存登記
6. フラット35や財形住宅融資ローンの契約
   (民間の金融機関に申し込みをする)
7. 抵当権設定登記
8. フラット35や財形住宅融資ローンの実行

つなぎ融資には「住宅完成保証」が必須

つなぎ融資の返済は「住宅が完成した後に実行されるローン」で行いますが、施工会社が途中で倒産し、住宅が完成しなかったらどうなるのでしょうか…?
この状況ではローンがが受けられず、つなぎ融資の返済ができないということになります。
こういったことを防ぐためにも、施工会社には必ず「住宅完成保証」を受けてもらうように依頼しましょう。
この保証を受けていれば、別の業者に引継ぎを依頼する場合でも、倒産業者への前払い金や引継ぎ業者への追加費用などが保証されます。
つなぎ融資は通常のローンよりも高い金利が設定されていますので、返済が滞ることだけは避けるように注意することが重要なポイントです。

なお、土地購入の場合は、状態によって購入費用以外にもお金が必要なケースがあります。
次回ご説明させていただきますが、資金プランやローンと聞くと不安な方も多いかと思います。
村松工建ではお問合せ・設計・資材調達・施工管理がすべて一気通貫。
全て自分たちで手配、対応するので費用を抑えた施工が可能です。
また、ご要望を活かしつつ、費用を抑えるノウハウ・経験が豊富な職人たちがいます。
費用に関するご相談も承っておりますので、気になる方はぜひお気軽に村松工建へお問合せください♪


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