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#23 木のおもちゃの魅力

前回に引き続き、赤ちゃんのおもちゃについて。
今回はその中でも、「木のおもちゃ」の魅力について綴っていきたいと思います。

生命を感じる木のおもちゃ

様々な素材で作られたおもちゃがありますが、木のおもちゃは当然「木」でできています。
木は私たちと同じ生命、つまり生き物です。
おもちゃとなっても生命のチカラを感じさせてくれる木のおもちゃは、赤ちゃんの五感を刺激し、温もりを与えてくれるのです。

なんとも言えない、触り心地

手にそっとくっつくような、すべすべ感。
木のおもちゃの触り心地って、独特で気持ち良いですよね。
無垢材のおもちゃだと、一層よくわかります。
それは何故か?

諸説ありますが、前述のとおり木は生き物です。
人間と同じく細胞からできており、そこには多くの空気が含まれています。
おもちゃに触れることで、木の温度、木の体温に触れるのです。
約10ヶ月の間ママのお腹にいた赤ちゃんにとって、体温が直に感じられるというのはとても安心感があるんだと思います。
さらに木材は断熱性と保温性に優れているので、触れた時に「ちょうど心地良い」と感じる温度になると言われています。

安心感もあって、心地良さもある。
だから木のおもちゃを触ると気持ち良いんですね。

コンコン。触れ合う、優しい音

触り心地もさる事ながら、木のおもちゃは触れ合う音も心地良いです。
これは木材が、表面に目には見えないミクロの孔がたくさん空いている「多孔質」と呼ばれる素材であることが関係しています。
たくさんの孔によって、木は低音・中音・高音だけでなく不快な雑音までもバランスよく吸収し、結果、音がまろやかになります。

また、木材は「超高周波」を適度に通す素材でもあります。
超高周波とは「人の耳には聞こえない20,000Hz以上の超高音」のことで、自然の中の木の葉のざわめきや、虫や鳥の声、水のせせらぎの音などに豊富に含まれています。
最近の研究では、この超高周波を遮断してしまうと生理的に不快感をもち、逆にこれを耳にすると脳波に変化が生じ、アルファー波が発生し、精神的に安定することがわかってきました。

確かにジェンガやKAPLA、木の積み木は、高く積んで崩れても耳障りな音がしないと思いませんか?
むしろ、コロン、トタン、カラン、と心地良い音にココロも弾みます。

感性をくすぐるシンプルさ

木のおもちゃは、いたってシンプルです。
割れたり、反ったり、欠けたりするので繊細には作れませんし、子ども達の破壊行為にも耐える必要があるからです。

木のおもちゃは、勝手に動いたり、光ったり、しゃべったりしません。
遊び手が働きかけないと遊べないので、自分で遊ぶチカラを身に付けさせてくれます。

どうやって遊ぶのか?
どうやったら、楽しいか?
どうやったら、やりたいようにできるのか?

それを助けてくれるのが「想像力」です。
シンプルだからこそ、遊び方も1つではなくその子次第でいくらでも広がります。
遊びを通して「結果を想像するチカラ」「可能性を考えるチカラ」を身に付けることができるのも、木のおもちゃの大きな魅力です。


木のおもちゃの魅力は、この他にもたくさんあります。
昨今では木が人に与える影響について調べる研究も多く行われ、その魅力と可能性が広がっています。

村松工建でも、「お客さまには健やかでいてほしい」という想いから、住む人の身体にやさしい無垢材をおすすめしています。
伐出した木をそのまま加工した無垢材は、木の持つ肌触りや香りで心を和やかにしてくれます。
また、メンテナンスがしやすいだけでなく、調湿効果や保温効果があるため、オールシーズン快適に過ごせます。
シックハウスの心配もなく、お子様からお年寄りまで快適にお過ごしいただけます。

とはいえ、先が見えない物価高騰で「無垢の家は憧れるけど…」というお声も多いです。
そういう時におすすめなのは、例えば「リビングの梁だけ」や「キッチンのカウンターだけ」など、一部だけに無垢材を取り入れるデザイン。

村松工建では、お問い合わせ・設計・資材調達・施工管理がすべて一気通貫。
全て自分たちで手配、対応するので、費用を抑えたご提案・施工が可能です。
費用に関するご相談も承っておりますので、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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