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【本文無料・データ】東京競馬場で狙うべき騎手(芝)

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※一番最後「おわりに」だけ有料設定させていただきました。もし、ほんの少しでも投げ銭的にいただける場合はご購入いただけましたら幸いです。有料の部分には全距離の優秀な騎手を表にして簡易的にまとめました。また、騎手データの馬券での活かし方も語ってます。
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早いものでスプリンターズSが終わり、今年も残り3ヶ月。
競馬ファンにとってはここから毎週のようにG1が続き、気づいたらホープフルSを迎えて「良いお年を」が恒例ではなかろうか。
毎年の収支を残している人も、そうでない方もこの3か月はなんとかプラスにして気持ちよく年を超えたいと意気込んでいるはず。
そんな方に少しでもお役に立てればと、東京競馬場の芝コースで狙うべき騎手をデータを根拠に分析してみたので参考にしていただきたい。

はじめに

先月中山競馬の開催に合わせて、
【データ】中山競馬で狙える騎手(芝編)
【データ】中山競馬で狙える騎手(ダート編)
という記事を挙げたのだが、この記事では距離を無視してあくまでも競馬場という切り口で分析してみたのだが、結果がイマイチだった。
そこで今回は距離を刻んで分析をしてみた。
各項目での母数は少なくなってしまったが、それでも精度はこちらの方が良いだろう。
実際他の騎手関連の記事(マガジン)は距離を区切って分析しているが、非常に好調なのでぜひ参考にしてほしい。
※データ集計期間:2020/1/1~2023/10/4
※該当条件の騎乗機会10回以上のみを集計

⑴ 東京芝1400mで狙うべき騎手

① 全頭

まずは騎乗馬の人気やオッズを考慮せず、全頭で分析。
その中から勝率・連対率・複勝率・単勝回収値・複勝回収値の5項目の中から3項目以上が全頭平均を超える騎手のみを抜粋。
さらに4項目以上の場合は青太字で強調表示した。
この中だと戸崎圭太騎手、岩田望来騎手が全項目が全頭平均を超える数字で、単複回収値がともに100を超えていた。
その他の騎手も基本的に東京芝1400mでは優秀な騎手として考えても良いが、さらに人気馬・人気薄の条件で絞って分析してみたい。

② 人気馬(単勝1〜4人気かつ3.0倍~6.9倍)

続いて人気馬については単勝1〜4人気かつ3.0倍~6.9倍の条件に該当する馬で検証した。
なぜこのような条件にしたかの詳細は省くが、なるべく同じ条件下での比較をするためにこのような条件とした。
(後述の人気薄も同様)
たった4人のみが抽出され、ルメール・デムーロ騎手が5項目、菅原騎手が4項目該当した。
これらの騎手はこの舞台で人気馬に乗った際に信用できる騎手としておぼ得ておいてよいだろう。

③ 人気薄(単勝7〜12人気かつ15.0倍~99.9倍)

続いて人気薄については単勝7〜12人気かつ15.0倍~99.9倍の条件に該当する馬で検証した。
こちらは結構な人数が該当し、3人(永野騎手、戸崎騎手、杉原騎手)が5項目で平均を超え、4人(三浦騎手、武藤騎手、津村騎手、内田騎手)が4項目で平均を超えた。
これらの騎手は紐穴として面白い騎手として覚えておきたい。

④ まとめ

①全頭②人気馬③人気薄の検証結果を表にまとめる。
各条件で5項目(勝率~複勝回収値)のうち、4項目以上で全頭平均を上回った場合は「〇」さらに該当条件で単複両方の回収率が100超えの場合は「◎」とした。
その条件下で、「〇」「◎」が一つでもついた騎手を表に掲載した。
さらに、その中でも前回以前の記事と同様に、下記1)~3)のいずれか条件に該当した場合は青太字とした。
1) ②人気馬・③人気薄で「〇」「◎」
 → ①全頭の条件が非該当でも、②③で該当する時点で人気・人気薄とも優秀である条件を満たしているため、これは取り上げる。
2) ①全頭・②人気馬が「〇」「◎」かつ③人気薄が10レース未満でデータ除外「-」
3) ①全頭・③人気薄が「〇」「◎」かつ②人気馬が10レース未満でデータ除外「-」
 → ②もしくは③が「〇」「◎」ながら、もう一方の②もしくは③が条件数が少なく除外「-」になった場合は、①が優秀であれば取り上げ対象とする。
その条件下だと、ルメール騎手のみが該当した。
東京芝1400mにおいては最も信頼できる騎手と覚えておいてよいだろう。
その他も下記に残った騎手は非常に厳しい条件を潜り抜けた騎手たちなので、東京芝1400mで買うべき騎手としてぜひ活かしていただきたい。

⑵ 東京芝1600mで狙うべき騎手

① 全頭

以降は(1)と同じ条件で分析・記載するので、説明を省略する。
レーン騎手、菅原騎手、川田騎手、池添騎手の4人が5項目すべてで全頭平均を上回り、中でも池添騎手は単勝・複勝ともに回収値が100超えだった。
グランアレグリアやソングラインでしっかりと安田記念を勝ち切ったのも納得がいく。

② 人気馬(単勝1〜4人気かつ3.0倍~6.9倍)

人気馬に絞ると4人のみまで絞られる。
中でも戸崎騎手が5項目で該当しつつさらに単複回収率が100超え。
川田騎手も4項目だったが、単複回収率が100を超えた。
4人の騎手は東京マイルで信頼ができ、さらに戸崎・川田騎手は馬券的妙味も含むレベルと覚えておいてよいだろう。

③ 人気薄(単勝7〜12人気かつ15.0倍~99.9倍)

人気薄でも残ったのは4人だった。
この中では木幡巧騎手が4項目で平均を上回り、さらに回収値も100超えだった。
東京マイルの紐穴候補として覚えておきたい騎手としたい。

④ まとめ

川田騎手が厳しい条件を潜り抜けて青太字表記となった。
東京芝マイルでたくさんのG1を勝っている川田騎手だが、その裏付けとなる強さを持っていることが分かった。
その他の騎手も、特に戸崎騎手、木幡巧騎手はそれぞれの活かしどころで馬券に組み込んでみたい。

⑶ 東京芝1800mで狙うべき騎手

① 全頭

毎日王冠が行われる府中の千八は展開いらずと大橋巨泉が格言を残していたが、騎手はどうだろう。
全頭だとやはりリーディング上位の騎手が並んだ。
内容はともかくルメールの勝ち鞍がダブルスコアを超えてトップだが、単勝回収率が低いのはルメール騎手がいかに人気馬で確実に勝っているかがわかる。

② 人気馬(単勝1〜4人気かつ3.0倍~6.9倍)

人気馬だとルメール騎手は当然出てきたが、全頭平均超えは3項目にとどまった。
5項目で平均を超えたのは大野騎手と菅原騎手で、2人はいずれも単複回収値100を超えている。
外国人騎手に混じって活躍しているだけに頑張ってもらいたい。

③ 人気薄(単勝7〜12人気かつ15.0倍~99.9倍)

人気薄ではベテラン騎手が台頭してきた。
丸山騎手、吉田豊騎手は5項目が全頭平均を上回り、回収率も100を超えた。
比較的地味な騎手だが、府中の千八の穴候補で覚えておきたい。

④ まとめ

穴騎手として登場した石橋騎手・丸山騎手の2人は人気馬では騎乗数が少なく条件除外となり。見事に青太字となった。
惜しかったのは菅原騎手だが、人気薄がイマイチで掲載までにとどまった。
ただ、カラテなどで実績を残しており、今後注目したい若手である。

⑷ 東京芝2000mで狙うべき騎手

① 全頭

天皇賞が行われる府中の2000でも、数ではルメール騎手が圧倒・・と思ったらしっかり5項目すべてで全頭平均を上回っていた。
横山武史騎手は5項目で平均を超え、回収率が100超と安定感、馬券妙味ともに満たしている。
ここではたくさんの騎手が掲載されたが、人気馬・人気薄に区切って分析してみる。

② 人気馬(単勝1〜4人気かつ3.0倍~6.9倍)

人気馬の信頼では3名(5項目が平均越えが石橋騎手、4項目は横山武史騎手、三浦皇成騎手)が抽出された。
(3項目が平均以上の騎手はなし)
天皇賞でジャスティンパレスに騎乗することが決まった横山武史騎手は、イクイノックスなど強豪に勝つことができるのか、注目したい。
石橋騎手、三浦騎手も天皇賞で騎乗があるのか不明だが、この舞台は天皇賞以外でもレースはあるので、人気馬騎乗時は信頼したい。

③ 人気薄(単勝7〜12人気かつ15.0倍~99.9倍)

再び横山武史騎手、三浦騎手が登場。
横山武史騎手はなんとなくわかるが、三浦騎手もイメージよりも優秀であることがわかる。
武藤雅騎手も、穴騎手として再び活躍する機会をつかんでほしい。

④ まとめ

横山武史騎手がここでは圧倒。
あとは中堅の石橋騎手、三浦騎手が登場した。
最近大舞台ではなかなか有力馬に恵まれない印象だが、年齢的には脂の乗った時期に到達しつつある。
いい馬に巡り合い、天皇賞・秋を勝つ姿をみてみたい。

⑸ 東京芝2100m〜で狙うべき騎手

① 全頭

これ以上の距離はレース数・頭数が少ないので、まとめて分析する。
(具体的には2300m、2400m、2500m、3400m)
やはりルメールが強しだが、田辺騎手も全項目で平均を上回っている。
また、柴田善臣騎手がここで登場。
騎乗機会は少ないかもしれないが、善臣騎手で一儲けしたい「通」な方は是非とも覚えておいてほしい。

② 人気馬(単勝1〜4人気かつ3.0倍~6.9倍)

先に挙げた2人が該当。
田辺騎手はこの舞台ではG1勝利を挙げていないが、アスクビクターモアのダービー3着など、その実力は要所要所で披露している。
いつか大仕事を遂げてもらいたい。
べラジオオペラの皐月賞でしっかり控えていたら、ダービーも騎乗出来てもしかしたら・・あったかもしれない。

③ 人気薄(単勝7〜12人気かつ15.0倍~99.9倍)

試行回数が少ないのもあるが、唯一青字になった北村宏司騎手は1勝のみ。
もともと北村宏司騎手は1600~2000で強いことは、こちらの記事で掲載しつつ、最近は毎週のように人気薄の馬でそれを証明しているが、もしかしたらそれよりも長い騎手でも進撃が始まるかもしれない。

④ まとめ

この舞台ではさすがにルメール強し。
たしかに長距離のルメールの安定感は見ていても実感していたが、データでも裏付けがあった。
田辺騎手は人気薄である程度騎乗し平均を下回ってしまっただけに青字にはならなかったが、しっかり人気馬を中心に結果を残しているので、府中の長距離での活躍を期待したい。

おわりに

最後に各章でまとめた「まとめ」の中でさらに青太字の騎手を表にまとめました。(6行だけの小さい表です。新しい情報ではありません。)
もし実際に馬券を買う際のツール的に参照したい方、もしくはここまで読んでいただき投げ銭をしてもいいよ、って方はぜひご覧ください。
また、過去の記事でも騎手をネタにしてますが、これらの騎手を生かしてどのような馬券を購入しているかも添えています。
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