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むらの工作室通信vol.9「オリジナルグッズ制作~UVプリンター活用~」

むらの工作室は、年齢・職業・地域を超えた多様な人たちが集まり、お互いに尊重し合い、新しいモノやコトが生まれる空間を目指して、工具やデジタル工作機械(※)の貸出および利用サポートものづくり体験ワークショップの開催などを行っています。

この施設は人口約1,350人の中山間地域、岡山県西粟倉村にて村民や関係人口の方々がテクノロジーを新しい手段としてもっと身近に使える工作スペースとして、西粟倉むらまるごと研究所が運営しています。

※デジタル工作機械…3Dプリンター・レーザーカッター・UVプリンターなど

自分でデザインした洋服をだれかが着てくれたら、、、
自分が好きなものをデザインしてグッズを作ることができたら、、、
想像するだけで楽しい気持ちになりますね!

今日は、むらの工作室を活用してオリジナルなモノづくりをされている方の制作レポートをお届けします。

今回活躍するのはむらの工作室にあるUVプリンターです。
UVプリンターはいろいろな素材にプリントができる特徴をもったデジタル工作機械。さて、どんなモノづくりをされているのか覗いてみましょう~!

ーーーUVプリンターで何かを作ろうと思ったきっかけは何ですか?

👨「僕にはまだ小さい子どもがいまして、子どもに服を作りたいなと思ったんです。子ども服って、子どもが成長するとサイズが変わって着ることが難しくなるし、量販店のものだとほかの子どもさんと同じだなあ、と。
ですので、安くて、でも変わったものが欲しいな、と思って。
それが“作ってみたい”と思ったきっかけです。」

ーーーイラストのモチーフはお子さんですか?かわいい!

食パンが好きなお子さんがモチーフの「しょくぱんぼーい」

👨「前々から、子ども向けにイラストを描いてみたいな、と思っていたんです。うちの子どもをモチーフにしてイラストを描いてみたら楽しくて!
テンション上がります!
うちの子どもは、キャラクターに好き嫌いがあって、例えば絵本を見ても好き嫌いがあるんですよね。ですけど、僕が描くこのイラストは気に入ってくれて。見ると笑ってくれるのが嬉しいです。

作ったもの①お子さんの長袖Tシャツ

食パンが大好きだという息子さん。食パンから顔を出している姿がデザインされた長袖Tシャツです。可愛いですね~!

作ったもの②トートバッグとお子さんのトレーナー

トートバッグとトレーナーは「ばななぼーい」
UVプリンターで印刷の設定をしているIさん

Tシャツやトレーナーなど、汚れてしまったら洗濯をしたいところ。
UVプリンターでプリントしたものを洗濯して大丈夫?と気にかかりますね。

ーーーお洋服はお子さんが実際に着用しているとのことですが、洗濯などは大丈夫でしたか?

👨「気にはしているのですが、今のところは大丈夫です。でもいつかは剥がれてしまうかもしれないですね。そこはそういうものだと理解して使っています。」

UVプリンターのインクは耐水性があるものの、洗濯を重ねるとプリントが剝がれやすくなる、ということがあるようです。
ですので「いつかは剥がれてしまうかも~」というご認識は正解ですね!

ーーーお洋服やトートバッグにUVプリンターでイラストを印刷してみて難しかったことなどはありましたか?

👨「洋服やトートバックの素材は布なので、紙と違ってやわらかいんです。やわらかい素材にプリントをするのは位置を決めるのが難しかったですね。」

どの位置にプリントをしようか考え中。

作ったもの③絵合わせブロック

西粟倉村産の桧を活用しておもちゃを作られました!
桧は木肌を磨くと滑らかになり、触り心地がよくなります。
そんな桧にお子さんをモチーフにしたバナナ、にんじん、かぼちゃ、さつまいもなど、カラフルなお野菜のイラストを印刷し、かわいい絵合わせブロックができました!
これを手でぎにぎしながら遊んでいる息子さんが目に浮かびます☺

木材へのプリントでもカラフルな仕上がり。

👨「子どもが自分が作った洋服や、おもちゃを使って遊んでくれている姿を見るとテンション上がります!自分が作ったキャラクターをつけることで自分も楽しめるし、子どもも喜んでくれる。日々が楽しくなりますね!

自分が作りながらテンションが上がり、
お子さんは愛がこもったグッズを見てテンションが上がり、
お子さんが作ったものを使っている姿を見てテンションが上がる、
オリジナルグッズって幸せな光景をたくさん生み出すのですね~

今回ご紹介しましたIさんが描く可愛い「ぼーい」くんイラストアカウントはこちら

贈りたいもの、とっておきたいもの、使っている人の笑顔が浮かぶもの

「自分じゃ絵が描けないからな~」という方もいらっしゃると思いますが、例えばお子さんが描いた絵でもいいですし、イラストではなく写真でもプリントデータを作成することができます。
データとなる素材をお持ちいただければ、UVプリンターへ取り込むデータ作成をむらの工作室マネージャーざっきーがサポートいたしますのでご安心ください☺(2回目のご利用からサポート料金のご負担がかかることはご了承ください)。

残したいものとっておきたいと感じたもの、誰かに渡したいもの、それを知ることがモノづくりの第一歩なのかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

<UVプリンターを使用するのに必要なもの>
・プリントしたいデータ(PDF)または素材(イラスト、写真など)
・プリントしたい素材(布製品、皮製品、プラスチック製品など)
この2つを用意したらむらの工作室にご連絡を☺(問い合わせ先

◆むらの工作室の詳細・利用申込はこちら
◆お問い合わせ:
一般財団法人 西粟倉むらまるごと研究所                 
むらの工作室マネージャー 山崎
住所:〒707-0504 岡山県英田郡西粟倉村長尾 1464 
E-mail:muramaruken.yamazaki@gmail.com 
TEL:070-1264-7355
◆Instagram:@mu___labo(むlaboの日々の様子やデジタル工作機械を使った作例を発信しています)




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