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冬の大山~救世主現る~【鳥取】

久しぶりに冬の大山に行ってきました~(*'ω'*)

2月5日、絶好の天気に違いないと思い、これは行くしかない!

が、しかし…冬山を一人で行くなんて無謀すぎます。
これまで冬の大山は山仲間さんと行ってきました。
一昨年、残雪に一人で行けたくらい。
ここ数年誘われることなく、乗り合わせの優先順位としては
私が最後なので誘われなーい(笑)
ここ数年ソロばかりです。

さて、どうする?那岐山に行くべきか…
いや、今チャンスを逃したら、また冬の大山を逃してしまうかも。

5~6合目までなら、一人でも行けないこともないし
ライブカメラで道路状況を確認すると、雪が無いので運転できそうです。

大山の道路状況や駐車場情報、山の写真は
ここらあたりを参考にしています。(他にも色々情報収集しています)


もちろんパートナーからは一人では行ってはダメと言われました。
ということで、龍神カードに聞いてみようではありませんか。
「そのカード、そういう時に使うやつ?」って突っ込まれましたけど(笑)

ここからは変な人と思われるかもしれませんが…ここの部分はスルーしてくださって結構です。龍神カードとは決断をサポートしてくれるオラクルカードのことです。

私は判断に迷った時や人に相談するほどでもない内容については、オラクルカードを使って物事を決めることがあります。カードを使って決めるなんてカードに頼るってどうよ?と思われるかもしれませんが、結局のところカードではなく、最終的に自分が決めているので変わらないと思います。

今回は「私は大山に行ってもいいでしょうか?」と尋ねたところ
「信頼できる人との出会い」と出てきたので、行くことに決めました。

大山の駐車場についたのは8時半頃。
駐車場待ちの行列が出来ていました。やはり遅かったか。

もっと早く来るべきことは分かっていましたが、寒い中での早起きがツラい(笑)
このシーズンは登山者よりもスノボのお客さんの方が多いですからね。

もうすぐ駐車場に入れるかというところで、ちょうど私でストップ。
「槇原駐車場に行ってください」 

ガーン。槇原駐車場に停めると、終わりに最寄りの温泉に行けないではないですか!

槇原駐車場は凍ってツルツルというイメージがあったので、大丈夫か不安でしたが、凍っておらずホッとしました。ここからシャトルバスに乗って、停める予定だった大山駐車場まで連れてってもらいます。

シャトルバスを待つ列に並ぼうとしていた時、一人の登山者さん(Tさん)が並ぼうとしていて「登山者よりボードの人が多いですね」と話し掛けられました。フレンドリーな方で、知り合いの方々も登りに来ているとのこと。

私は「家族に一人で登るの止められたけど来ました~」なんて話していたら「よかったらご一緒しませんか」と誘われて、よっしゃー!と思いました(笑)
でも、山に全然行ってないので体力次第で5~6合目で私はやめるかもしれないので、その時は勝手に行ってくださいと伝えました。

なんだかんだでスタートが10時前になってしまい、だいぶ遅めになりました。頂上着くの何時になるよ?

温泉の駐車場前

Tさんはガイド協会に何人か知り合いがおられて、この日も趣味なのかパトロールなのか数名ほど登りに来られており、挨拶を交わされていました。

「今日はガイドさんがいるから、何かあったらすぐ対応してくれますよ」

以前、救助のお願いやTさん自身が骨折した時もガイドさんにまず連絡を取るとのこと。ガイドさんが知り合いなんて心強いわ。

なんてラッキーなんでしょう。オラクルカード、すごいな。
何かあるなんて無いほうがいいけど。

ガイドSさんは趣味で登りに来たといいつつ、登山者に目を光らせていて「ピッケルの付け方が危ないね~。直してあげますよ」
「その格好、次回はもうちょっと整えてきてね」などなど。

私もさり気なくチェックされていて(ビクッ笑)
「ストックは前につくと、前かがみになって足に変な力が入って疲れちゃうから、足の側について背筋を伸ばして歩いたほうがいいよ~」
そ、そうだったのか~(・_・;)

こっそりTさんも入れて撮る(笑)


無風で寒くもなく長袖シャツ+Tシャツで歩けました。

このあと何度も見かける
恐竜もろもろ



雲一つなくずっとキレイ、キレイと感動しておりました。

5合目



5合目から見た三鈷峰と私(T氏撮影)


6合目

6合目まで順調です。二人で「腹が減った~」と言って、軽めの食事。私はもともと頂上まで行くつもりではなかったので、小さなパンとインスタントのスープしかなく、貴重なパンだけを栄養補給します。


もう、ここまで来れば頂上行けるんじゃない?ということで頂上まで目指してみることに。

前日に予習していたアイゼンの装着。やはりグダグダでした(笑)
Tさんに見てもらったところ、そもそもサイズ調整が出来てなかった!
Tさんに調整してもらい、さらに装着まで。アンタ初心者か(笑)

ここからはストックからピッケルに持ち替えます。

6合目から上は傾斜が急になり、ふくらはぎがパンパンになります。「あ~ふくらはぎが疲れる~」と言いながら、ゼイゼイしながら登るのはいつものこと。

この写真では分かりづらいですが
弓ヶ浜がよく見えます


T氏撮影


T氏撮影
自然のアート


クマ?とヒヨコ


木道のあたりから頂上までが地味に長いです。


避難小屋まであと少し(T氏撮影)


振り返るとこんな感じです


頂上に行く前に避難小屋前で腹ごしらえしました。この時点で14時。いつ下山できるのか(笑)


避難小屋(T氏撮影)

スープを瞬く間に平らげると
Tさんからカロリーメイトとカフェオレを頂きました。ありがたや。


Tさんが撮ってあげるよというので撮ってもらったのですが

撮ってもらうたびに
「ポーズが不自然(笑)」と何度も言われたので、あとで送られてきた写真を見ると、本当におかしい(笑)

最近はソロだし、景色しか撮らないし、撮られるのに慣れてない〜。
あと、歳を重ねるとあまり顔を撮られたくない気持ちもあります(笑)


あ〜美しい〜


私、初めて知ったのですが、この雲ひとつない天気最高な日を「大山ブルー」と言うそうですね。

なかなか見られないと言いますが、私はかなりの確率で晴天に恵まれております。確実に天気のいい日を狙っていくので、そりゃそ確率は高いだろうとは思いますが。


せっかくなのでTさんと
やっぱりポーズがおかしい私

ヤマテンの予報通り15時頃になると、風が少し吹いてきました。もう少し早ければ、長居出来たでしょうが仕方ありません。


まだ眺めていたい

1時間ほど頂上にいて下山開始。シャトルバスの最終が18時なので間に合うのか〜!?

下山ルートは元谷へ。Tさんは冬はそのルートに行ったことがないから、分からないとのこと。

私は毎回下山はそちらだったので、夏山ルートに戻るしかないのかなと思っていたところ、6合目で整えていると、先を行く人達が何やら元谷で降りるという話をしていたので後ろからコッソリついていくことに(笑)

先を行く3人の様子を見ると、何やら一人がビニール袋を渡して、一人が手にはめているではありませんか。

ビニール袋を渡した人はベテランっぽく、あとの2人は足元を見ると、チェーンスパイクではありませんか。

えっ(゜_゜)

もちろんピッケルもなくストック一本。
どうやらガイドさんが二人を見て、危ないと思ったのか案内してあげている様子。

チェーンスパイクなので度々ズルズル滑っています。よく来たよね。靴の中もビニール袋してました。ガイドさんにもらったのでしょう。
ズルズルと滑りつつも、カメラを撮る余裕がある。


ガイドさんと初心者の方たち


少し会話をしたのですが

初心者さん
「この方(ガイドさん)すごいんですよ!」

私「格好でわかります」

初心者さん
「今日初めて来たんですよ」

私「格好でわかります」
(ちょっと冷たい感じで笑)


初めてなら、もっと調べてこんかいっ!
雪山なめてる。その格好はせめて残雪期にしなさいよ。
道具をケチったのでしょうか。
何度も言いますが、お金より命が大事

片づける前についでに撮影笑

初心者でも最低限道具を揃えましょう。
ストック、ゲイター、アイゼン(10〜12本爪)、ピッケル。

あと、ケチるならレインウエアを着ておくこと。ワークマンのテムレス+手袋。防水バッチリの登山靴。

私も偉そうなことは言えませんが。人にアイゼン装着してもらってますから(笑) あと、保険に入るのも忘れてました(コラ)

Tさん撮影


薄暗くて分かりづらいですが
北壁です


夜も素敵です!
写真拝借しました


大山寺で無事下山できたことを感謝します


無事に下山できました。シャトルバスに乗ったのが17時台でした。間に合ってよかった。

せっかく温泉で雪見風呂を堪能して、ご飯も食べたかったのですが、お腹を空かせつつ、まっすぐそのまま家に帰りました。

帰りに見た月と大山も素敵で思わず撮影。
写真がいまいちで良さが伝わりませんが。
パン屋「コウボパン小さじいち」の道から
いいカメラで撮ると、もっと素敵に撮れると思います。

今回もステキな景色と人に会いました。
ここ最近、ろくに運動してなかったのですが登ることが出来てよかった〜。
太ももが筋肉痛で不自然な歩き方になってますけど。

あと、1回は雪山行けるかな…。

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