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[新型車紹介] トヨタ(TOYOTA)スープラ(SUPRA) 年次改良(MT仕様)内外装紹介 マットホワイトのツヤ感に感動

本記事の内容について

今回の記事では先日、横浜で行われていた車のイベント
「ル・ボラン カーズ・ミート」にて
先日発表されたスープラの年次改良モデルが展示されていましたので、
そちらの内外装紹介とtwitterおよびコミュニティ機能を活用して
みなさんから募集した質問を開発者の方に質問してきましたので、
その回答に関して共有いたします。
それではご覧ください。

展示車仕様

まずは展示車両の仕様についてです。
このチャンネルをよくご覧になっている方には繰り返しになるかもしれませんが、初めてスープラ関連の動画をみる方向けの構成としています。

グレードに関しては、最上級グレードであるRZグレードとなっており、
パワートレーンにはBMW製の直列6気筒の3Lターボエンジンが搭載されています。このエンジンは発売当初、340馬力となっていましたが、
年次改良のタイミングにてパワーアップし、387馬力となっています。
今回の改良では、エンジンの出力は変化していません。

駆動方式は後輪駆動となっており、トランスミッションに関しては
今回の改良から追加された6速MTとなっています。
ここで一つ目の開発者への質問ポイントです。
このMTの仕様は最初から追加の構想があったのかという質問に対する回答としてはNOであり、ATのみで発売を開始した当初からあった
MTの追加要望に応える形で実現したそうです。

当初ATを追加しなかった理由として、大トルクのエンジンとMTの組み合わせによって生じるシフトフィールの悪化が挙げられていましたが、
MT仕様における最終減速比を変更し、もたつきを解消したことと、iMTの採用によってこのネガティブな面を解消されたそうです。
試乗の機会が訪れるのが非常に楽しみです。

外板色に関しては、今回の年次改良を記念した限定色のマットホワイトとなっていました。
その他にも今回の改良にてカタログカラーにドーンブルーメタリックと
ヴォルカニックアッシュグレーメタリックが追加されています。
質問として、上記ブルーとグレーがBMWでいうところの何色なのかということと私の愛車のアイスグレーの継続有無を聞いてみましたが、
明確な回答はいただけませんでした。
このあたりは正式なアナウンスを待つほかなさそうです。

内装色に関しては今回の年次改良に伴い追加されたタン内装となっています。こちらはRZグレードのみの追加となっており、
ブラックのレザーシート同様、メーカーオプションとなっています。

車両本体価格はまだ不明ですが、ネット情報によると改良前から大きな変動はなさそうです。

外観紹介

外観紹介、まずはフロントフェイスからです。
実際に所有しているので、若干ほめすぎなコメントかもしれませんがご容赦ください。

私のスープラを正面から見た際の好きな角度はこの斜めからの角度であり、
ノーズが突き出し、流線形となっているフロントフェイスと
それにつながる横長のヘッドライトが非常にシャープです。

今回のカラーは冒頭でお話しした通り、
マットカラーとなっているため、本来、ボディーの抑揚が目立ちにくい膨張色であるホワイトにも関わらず、ボンネット上の凹凸などがはっきりとしています。
また画像でどこまで伝わるか不安なところですが、
例えると真珠のようなツヤ感が元々存在感のあるスープラのフォルムを
より際立たせているように思います。

リップスポイラーなどには変更点はありませんが、
ノーマル状態でも空力を意識したスポーティな外観のものが取り付けられています。
所有する前は擦ってしまわないか非常に心配でしたが、
思ったほど車高も低くなく、特に気兼ねなく走行できています。
このスポイラーの半艶のカラーリングも今回のマットホワイトのカラーリングに非常にマッチしている印象でした。

細かいところですが、やはりナンバープレートの直角具合は少し気になるので、ここだけは社外品に付け替えたいところですね。

改めてフロントフェイスですが、やっぱりかっこいいですね。
すみません それに尽きます。

サイドに回り込んできました。

スープラのボディサイズは全長4380mm、全幅1865mm、全高1290mm、
ホイールベースが2470mmとなっており、
ボディサイズに関しては今回の改良のタイミングで変更がありません。

このボディサイズを同社のGR86と比較すると全長が+115mm、全幅+90mm、全高が-5mmとなっており、外観は一回り大きくなっていますが、ホイールベースが-105mmとなっていることが特徴となっています。
これはスポーツカーの黄金比といわれているトレッドとホイールベースの比率 1.55を実現するためであり、そのために2シーターに割り切るなど、とことん走りを一番に考えたからこそ実現した
プロポーションとなっています。

結果的にフロントノーズが非常に長く、
コンパクトなキャビンのドライバーの頭上を中心にルーフが垂れ下がっていく典型的なFRスポーツカーのスタイルとなっています。
2シーターであることに不便を感じることはありますが、
その割り切りがあったこそのフォルムであると思いますので、
私としてはそのデメリットも享受できますね。

またボディサイドには空力を意識した複雑な抑揚があり、
FR車であることを強調するリアのフェンダーにかけて駆け上がっていくようなラインが形成されています。

私が好きなスープラの角度はこの角度であり、
上述したラインがリアフェンダーに集約し、絞りこまれたキャビンとリアフェンダーの盛り上がりがこの車がピュアスポーツカーであることを主張しています。

本来、ホワイトのカラーではわかりづらいボディの陰影がマットカラーでは強調され、光が当たっている部分とそうでない部分にて色合いの変化があり、複雑な抑揚を持つスープラの特徴を際立たせており、マットカラーとの相性の良さを感じます。

こちらは異なる時間での様子であり、
自然光の当たり方によって、様々な表情を見せてくれているのが
マットカラーの魅力であることがよくわかります。

ホイールサイズは前後で異なり、
フロントは255/35R 19インチ、リアが275/35R 19インチとなっています。
タイヤローテーションが出来ないのがたまにきずですね。

ホイールデザインに関してもRZグレードのみではありますが、変更されており、GRヤリスやGR86といったその他のGRブランドから発売されている車両と共通性を持ったデザインに変更されています。

ただ、デザイン変更にとどまらず、肉抜き穴の追加などによる軽量化も施されており、結果的に1本あたり1.2kg軽量となっているそうで、乗り心地にも改善が見られそうです。

実際にみてみるとメタリックのブラックというよりも
マットのブラックのカラーに近い印象であり、
先日、私が交換したエンケイのホイール同様、
ブレーキダストが目立ちにくいカラーになっていそうなことが
実車を見ることで明らかになりました。
これは地味にうれしいポイントかなと思います。

また、細かいところではありますが、
ドアミラーのカラーはRZグレードに関しては改良前と変わらず、
マットカラーのままでしたが、こちらに関してはマットホワイトとの組み合わせの相性はよさそうであり、過去記事で私が実施したような
ミラーカバー交換は不要かなと思いました。

リアに回り込んできました。
リア周りに関しても外観上の変更点は今回の改良ではありません。

リアまわりの外観上での特徴としてはサイドのフォルムの紹介の際に述べたように、リアフェンダーのふくらみと絞り込まれたキャビンにより、
一目で普通の車でないとわかるフォルムとなっているところです。

結果として過去記事で紹介している通り、
トランク容量としてはボディの幅の割には大きくないですが、
そのデメリットも許容できるかっこよさがあります。

少し気になったのが、スープラのエンブレムについてです。
海外の今回の改良を記念した限定車の場合、エンブレムが赤色に塗装されていましたが、この車両では従来通りのブラックであったため、あの仕様は海外の限定モデルだけかもしれません。

下周りはディフューザー形状となっており、
ボディと下部の部分がきっちりと分けられているのが特徴かと思います。
大径のマフラー2本だしがいかにもスポーツカーらしいです。
また、真ん中にはフォグランプを備えており、フォーミュラーカーのような雰囲気の光り方をするので非常にかっこいいのですが、日常ではあまり使用機会に恵まれないのが残念です。

内装紹介

続いて内装についてです。

センタートンネルにリアルカーボンのパーツが使われていたり、
包まれ感の大きな内装になっていることに変更はありませんが、
今回の改良によって追加されたタンカラーの内装によって、
大人な雰囲気も追加されています。

着目したいのが、ドアの内張についてです。
同じくメーカーオプションとなっている本革のブラックの場合、
ドアの内張もすべてブラックとなり、運転席と助手席で内装の色が異なることでドライバーの包まれ感を演出するスープラの内装の特徴を活かし切れていませんでしたが、今回のタンカラーの場合、本革シートでもその特徴をいかすことができるようです。

その他特徴として、この車両には非接触型のスマホの充電器が備え付けられていることを確認できました。
この装備が今回の改良によって国内仕様でも標準装備、
もしくはオプションになるのかを質問してみましたが、
明確な回答は得られませんでした。
こちらも公式のアナウンスを待つほかありませんが、
この限定仕様のみの装備である可能性が高そうです。

またこちらが今回の改良の最大の特徴であるMTシフトになります。
ご覧の通り、球体のグリップとなっていること、
またドライバーに向けて若干傾けられていることで
非常に握りやすい形状となるよう工夫が凝らされていることがわかります。
ただ、やはりシフト操作時に左ひじを置くであろうスペースにペットボトルホルダーがあるため、そこに左ひじがはまってしまうことがないか少し心配ですね。

このMTに関する質問として、iMTをオフにできるのかを聞いてほしいとリクエストがありましたので、ヒアリングしてみました。
回答としてはyesであり、スポーツモード時にindividualの設定からオフにできるそうです。
ノーマルモード時にはオフにできないそうなので本当に走りたいと思ったタイミングでiMTをオフにできるようです。
今回の改良にてサウンドジェネレータにも改良が施されているそうなので、
スポーツモード走行時の高揚感は相当なものかと思います。

その他の質問に関してです。

GRMN開発中ですかという質問に関してはノーコメントでした。
さすがにそこまで踏み込んだ質問には回答いただけなかったです。

また好きな車はなんですかなどの質問も聞いてみたのですが、
この手の質問には答えられないそうです。
例えば、スープラの○○グレードがおすすめですなどと答えると
他のグレードでは手を抜いたのかといった風評被害を受ける懸念もあるそうで、このあたりは開発に携わるが故の苦労が垣間見えました。

まとめ

買うの? 買わないの?

結局買うの? 買わないの? の結論です。
過去記事に対するリアクションにてみなさんの反応をうかがっていました。
多くのリアクションありがとうございます。

MTの追加などのこの改良の仕様に非常に魅力を感じたこと、
またこの展示車両のマットホワイトのツヤ感に少し感動してしまったことを踏まえて、
このマットホワイトの仕様を買いたいと思いました。

ただ、おそらくですがこのマットホワイトの車両は抽選による限定販売となっているため、
当たったら購入します が結論です。
この抽選に当たるようなことがあればさすがにそこに運命を感じて購入します。

ただ外れた場合は今の車に対する愛着も相当あるため、
それ以外のボディカラーを購入するということはないかと思います。
試乗して感動したらまた話は別ですが・・・。
少し歯切れの悪い結論かもしれませんが、
前回の動画に関して様々コメントいただいた方々ありがとうございました。

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