DIY・検証動画 トヨタ GRスープラSUPRA SEV取付 一般道・高速道路試乗 スープラの弱点克服?
本記事の内容について
今回の記事はDIYと検証の動画となっています。
内容としては、SEVとよばれる車両のパワーアップパーツを
体感するキャンペーンが行われておりましたので、
そのパーツをスープラに取り付けていただき、
一般道、高速道路を走行し、その効果を体感してみました。
SEVについて
まずはsevについてご紹介します。
sevとはsafety、ecology、valueの略であり、
安全で環境に優しく付加価値を提供することがコンセプトとなっています。
一般的な認知度としてはよくスポーツ選手などが付けられているネックバンドなどが思い浮かぶところですが、調べてみると1992年からモータスポーツ関連の技術開発をスタートしていたりと、自動車関連技術とも深いかかわりがあります。
自動車関連部品としてはヘッドカバーに取り付ける部品であったり、
ダッシュボードに取り付ける部品など多岐にわたり、
今回体感できるものはエンジンのラジエターホースに取り付けるものとなっています。
この製品の効能としてはラジエターホースに取付け、
ラジエターの働きをサポートし、パワーやトルク、レスポンスを向上させるとありますが、さすがにこれだけだとオカルトじみているのでもう少し調べました。
こちらが詳細の原理であり、SEVのコンセプトはその物質本来の性能を引き出すものとなっているそうです。
そのためには電子によって対象部品を励起状態にする必要があるそうで
天然鉱石と金属の組み合わせで電子が放出、その電子が対象物質に作用し、励起状態へと移行、結果として、ご覧の効果を発揮するそうです。
今回の部品はラジエータホースへ取り付けるため、その中を流れる冷却水が対象の物質となります。
そのため、パワーやトルクなどが上がる理屈を考察すると、
冷却水の熱伝導率が変化し、よりエンジン本体との熱交換が積極的に行われ、エンジンが冷えやすくなり、より攻めた燃焼を行えるようになるため、エンジンのパワーがアップすると解釈しました。
このあたりの効果を試乗で体感できればと思います。
SEVの取付
こちらがスープラへと取り付けていただいた状態となっています。
工具などは特に必要なく、SEVをタイラップで挟み込んでラジエターホースに固定することで使用可能となります。
今回は2つのSEVで挟み込むような形でラジエターホースに取り付けてありますが、一つであっても効果は実感できるとのことです。
作業時の注意点としてはタイラップでしっかりと固定することと、
走行終了後はエンジンが高温になっているため、
十分にエンジンが冷えてから作業を行う必要があります。
レーシング状態の効果
試乗開始の前にレーシングの状態を確かめてみました。
レーシング時のエンジンのふけ上がりとしてはSEVの取付前に対してレスポンスが良くなったといったような感覚を得ることはできませんでしたね。
それでは一般道と高速道路のそれぞれを試乗していきます。
一般道試乗
まずは一般道を走らせていきます。
走り出しすぐに感じたことはアクセルに対するレスポンスが良くなったというよりも車がスムーズに発進できたなという感覚でした。
駐車場内であるので徐行に近い低速での走行であるため、
エンジン回転をかなり低めで走行しているにもかかわらず、
スムーズに車両が反応してくれる感覚です。
スープラのトルクカーブはご覧の通りとなっており、
エンジン回転数が1800rpmから最大トルクの500Nmを発揮します。
ただその領域にいたるまでの(一瞬ですが)
低回転域のトルクに関しては街乗りでもたつき感を感じるときがあり、
この部分がスープラの弱点である印象でした。
具体的にいうとご覧のような交差点に差し掛かり、一瞬減速してからの再加速時や8速1200rpm回転くらいで走っているところからの再加速などの状況などが該当します。
この街乗りでは頻繁に起こりうるシチュエーションにおいて
SEVを取り付けることでもたつき感をあまり感じず、
スムーズなレスポンスを得ることができ、すべての回転域において
直6エンジンのシルキーな吹きあがり感が改善されたように感じることができました。
実際、これから高速道路にてエンジンの高回転域における試乗の様子もお届けいたしますが、私以外の他車種のお客さんの印象としても
街乗りにおける車の挙動のスムーズさの改善を実感されている方が多数であったそうで、今回のSEVの特性としては街乗りでより実感できるということかもしれません。
高速道路試乗
続いて高速道路における試乗を行いました。
高速道路においてはカメラを切り替えてエンジン回転数のレスポンスがわかるように画角にとらえておりますのでそちらも合わせてご覧ください。
高速道路において確かめたことは先ほどのような合流時の加速のレスポンスやスポーツモードでの変化、パドルシフトを用いて、
あえて低いギアで高回転までエンジンを回した際の応答性など、
一般道ではできない運転条件で試乗を行ってみました。
いろいろなシフトでの加速や、シフトアップ、シフトダウンなどを繰り返してみましたが、こういった高回転域におけるSEVの効果としては良くなったかなといった具合でプラシーボ効果の側面が強いと思います。
元々満足点の動画でも取り上げている通り、スープラに搭載されている直6エンジンのレスポンスはかなり優れてたものであると思いますのでスポーツ走行における伸びしろとしてはあまりないのかもしれません。
ただ街乗りの際にお伝えしたような前走車追い越しの際の中間加速などでは
その効果を体感できるものと思います。
まとめ
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