本のはじまりとおわり
本が好きだ。
本を読むことで、
自分の頭で考えることを
放棄しているのかもしれない。
それでも本を読むのがやめられない。
しかし本を読み終えるとすぐに忘れてしまう。
だから重要な部分を抜粋して書き留めていたこともあった。
しかしもうやめた。
あやふやでいいと決めた。
するとすこし気が楽になった。
すると読む本が少しずつ増えていった。
因果が消えて境界が曖昧になり一つになってきた。
曖昧な読書は楽しい。
しかしである。ここでちょっとした問題が発生した。
本についてのなにかを書きたくなってきた。
何も書くつもりはなかったんだけど、
書かないと読めなくなってきた。
書くことでエントロピーを
捨てる必要がでてきた。
ちょっとだけ、
書こう。
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