村上ダリア

軽度ASDの息子を育てる40代の母。日々迷うことの多い子育て日記を綴ります。お仕事はパ…

村上ダリア

軽度ASDの息子を育てる40代の母。日々迷うことの多い子育て日記を綴ります。お仕事はパートタイムで完全在宅事務やっています。神戸市在住。

最近の記事

新年度の環境変化に対応できるか?!

息子は5年生になりました。支援級の担任は昨年度と同じ先生、級友もほぼ同じメンバーで持ち上がりました。人一倍環境変化に弱い息子のことを考え、スムーズに新年度のスタートを切れるように配慮してくださったのだと思います。 交流級はなんと41人学級。クラス替えは、しっかりしたお世話好きの女の子がまた同じクラスで安心。席の配置も色々と考えてくれたそう。 それでも、息子は不安感いっぱい。週明けの月曜日は休んだ。学校を翌日に控えた日曜の晩は、かわいそうになるくらい不安がってなかなか寝付けな

    • 音楽会に出演!

       一学期の終わりの個人懇談では、二学期のハードルとして音楽会が挙げられていた。感覚過敏からたくさんの音や子供の声が苦手なこと、手先の不器用さから楽器の練習をしたがらないのでは、という心配材料があった。音楽の練習があることで登校自体を渋るのではないか、音楽会がネックになって不登校になるくらいなら出演させないという手段もある。でも、今年は支援級にいて細やかな配慮もしてくれるし少しでも頑張って練習したり合奏の楽しさを味わって欲しいと考えていた。(私も夫も吹奏楽部出身なので特に)

      • 支援級に替わって登校できるようになりました!

        2022年4月に4年生に進級しました。3年生の秋に学校側へ支援級へ籍を移したいことを伝えており、校内面談と教育委員会の承認を経て、無事替わることができました。他の自治体のことはよく知らないのですが、療育手帳があると移籍はスムーズにいくようです。 最初は緊張して体も強張っていたようですが、担任の先生は「超」が付くほど優しくてとても細やかな配慮をしてくださるので、息子も徐々に慣れてきて、今はほぼ毎日登校しています。本人なりに頑張った日(遠足などのイベント事や遊びすぎた日)の翌日

        • 相性が合わないひと

          この人と話すとどうもモヤッとするわ~という後味の悪い人いません?私にとってそれは息子の小学校の教頭先生です。今年度赴任してきた方。息子は2年生の終わりから登校しぶりになっていたので、ご挨拶と相談のために初めてお会いしたときから、「この人何か違う」感がありました。頼りになった前任の教頭と比べあまり期待できないのではないかと。その予想は的中するのですが。 不登校中でも学校と適度に付き合いがあると、どうしても担任や教頭と話すことが多くなります。前任の教頭先生は、入学前の面談時から

        新年度の環境変化に対応できるか?!

          小規模特認校

          神戸市には小規模特認校という公立の小学校があります。校区内には入学する児童がいないので、市内から通える児童を募集するというものです。全校でMAX50人程度の児童数。息子はASDで不器用さ、コミュニケーションが苦手、聴覚過敏や周囲への気遣いなどHSPの傾向もあるので、こういった少人数の学校がもしかしたら合うのかもしれないと思い、8月、親子共々かなり前向きな気持ちで説明会に参加しました。 結果、誤解を恐れずに書きますが、公立学校なのに「児童を選ぶ」学校だと感じました。児童と保護

          小規模特認校

          明るい不登校

          週に2コマだけ登校している。1コマは担任の先生がしてくれる放課後の補習。マンツーマン授業でコニュニケーションも取りやすいので息子にとっては安心できる学習の場であり、家庭では教えきれない新出の単元を指導してくれる。もう1コマは図書の時間。大人数の中にいることが苦手な息子の特性を考慮して、てんでバラバラに過ごしているクラスメイトの中であまり目立たず存在してればいいんじゃない?と提案してくれた担任。これがうまくいって数か月このペースで登校している。 家では午前中に算数プリントや漢

          明るい不登校

          スクールカウンセリングを受けて

          今年度初めてのスクールカウンセリングを受けに行った。昨年度は息子の不登校が始まって色々原因や解決策を模索している最中に一度受けた。次回からは担当が変わるので引き継いでおく、と聞いていた。 結論から言えば特に新しい考え方や解決方法は見つからなかった。初めましての状態で、息子の不登校の原因や近況、今後どうしていこうとしているか、の話をした。自己紹介的な感じ。 学校以外の居場所や勉強方法については、すでに自分で考えて実行に移しているものが多い。一番にやったのは自宅学習のための通

          スクールカウンセリングを受けて

          学校って融通が利かないね

           ネガティブなことよりポジティブなことを書きたいといつも思うのだが、もともとネガティブ気質なこともあって負の思考から脱却できない。息子の欠席、遅刻早退、私は職無しの状況。こんな時ポジティブシンキングの方はどういう風に考えるのだろう・・  朝の付き添い登校はまだいいとして、帰りのお迎えがどうにも負担が大きい。子供と24時間一緒の状況が精神的にしんどくて最近は抗不安薬を飲むことがある。登校出来た日は気分転換に一人でカフェへ出掛けるときもあるが、どんな悪いタイミングであっても容赦

          学校って融通が利かないね

          一人の時間がないって本当につらい

          もうかれこれ4か月ちょっと息子が不登校気味だ。2年生の3学期は遅刻早退でなんとか行ける日が多かった。2限から行って一斉下校の時間にクラスメイトと帰ってくる日もあった。 だが進級してからは、まったくと言っていいほど行けていない。始業式や短縮授業は頑張って朝イチから行けたけれど、その後は宿題を出しに行くだけ、2限だけ、一日だけ3限から最後までっていう日があった。 息子はインドア派で帰宅後は家から出ない。下校後に一緒に外で遊ぶ友達もいない。自分からは誰かを誘わない。(誘えない)

          一人の時間がないって本当につらい

          学童をやめること

          小1の途中から学童保育へ通っている。2年の3学期から学校へ行くのが難しくなって遅刻早退をしながらなんとか登校していた。学童とは学校に最後まで居て、その後行く場所なので(開所するのも13時だし)行かなくなるのは当然の流れだったのです。幸か不幸か同時期に私の仕事が契約満了になってしまい家にいたので、学校から「帰りたいと言っています」という電話があれば迎えに行くことができた。 学童へも不登校になりつつあることは伝えている。「土曜日の児童の少ない日だけでも来たらいいよ」と有難い提案

          学童をやめること

          「すらら」を始めてみた

          息子の登校具合は相変わらずで、宿題を出すだけで帰ってきたり、3限から6限(下校)まで居られたり日々ムラがある。その状態と息子の様子に気持ちまで翻弄され振り回されている私です。 授業を受けない日も多いので、恐れていた学習の遅れが出てきた。一番心配なのは算数。算数は知識を順に積み上げて行って初めて理解ができることなので、学校で学習しなかった単元は家庭でやらないと登校できたときにチンプンカンプンという事態に陥ってしまう。 ということで、前から情報収集していた「すらら」を申し込ん

          「すらら」を始めてみた

          新学期への不安から聴覚過敏が・・・

          昨年度2年生の3学期からイヤマフを使っています。うるさく感じる時に自分で付けたりして体調管理し、ある種のお守り代わりみたいな役割でもあります。4月になって不安感が強く、登校することに抵抗が大きい様子。教室まで付き添いするのだけど離れがたい感じ。今日は「学校は地獄」なんてことを言われてドキッとしてしまった。心の状態を的確な言葉で表現できるようになるにはもう少し先だと思うので、真正面から言葉尻を捉えずに表情や行動、体調を見てあげないといけないなと思っている。 音がしんどいと今日

          新学期への不安から聴覚過敏が・・・

          不登校って親もストレス溜まる

          春休みも毎日息子と過ごしたが正直ストレスはそんなに感じなかった。学校が始まって、また遅刻・早退の日が出てきた途端に強烈にストレスを感じるようになった。今年度から学校へ毎朝していた電話をしなくてもよくなった。連絡アプリが導入されたからだ。その点はストレス軽減。でも登校時間を過ぎて、息子の様子を見ているとついイライラしてしまう。 息子は、ダラダラしたり、Eテレを観たり(もう小学生が見る内容ではないと思うのだけど)、家事を手伝ったり、先日は興味のある社会科の教科書を読んでいた。で

          不登校って親もストレス溜まる

          見通しの立たない始業式

          今日は始業式。学校からのお便りには「晴れていたら校庭で」「雨の時は教室で」としか書かれておらず、ASD息子にとっては「校庭でどうするの?」「クラス発表はどんな形式?」「雨だったら教室って2年生の時の?」と不安要素ばっかり。定型発達児の親だったら「クラスもまだ分からないから、まぁ、前学年の教室でしょう。席は・・・適当に座ればいいんじゃない?」「校庭に行ったら先生がどこに並ぶか教えてくれるんじゃない?」って片付けてしまう些細な不安事かもしれません。でもASD児にとっては、新年度っ

          見通しの立たない始業式

          遅刻しながらも少しづつ登校できるようになった息子

          「学校に行けない、行かない」「不登校なんだ」という話になった時、「長い人生だから気長に見てあげて」「しんどいんだからゆっくり休ませてあげたら」という返答をもらうことが多いです。私も最初はそう思っていました。でもそれっていつまで待てばいいの?行けない理由が分からないのに解決するの?という疑問には誰も答えてくれません。他人事ですからね。いつか自分で勉強、社会とのつながりの大切かをわかって自然と行くようになる?・・・訳ないですよね。特にうちの息子は自閉症スペクトラムで苦手なことやこ

          遅刻しながらも少しづつ登校できるようになった息子

          不登校の息子を送った帰り道での出来事

           2月から続いている息子の不登校。最近は一日休んでしまうことはなくなって、途中から入れる時間(2時間目が始まる前の休み時間とか、2時間目と3時間目の間の20分休みとか)をピンポイントで目指して、私と一緒に登校している。 その帰り道での出来事。  おばあさんがこけてそれを助けようとしている女性が見えた。その女性の周りにちょっとふらふらしながらまとわりつく彼女の子供であろう女の子(と言っても成人してそうなくらいの年齢)が見えた。あぁ、あの子は障害があるんだなとすぐに分かった。

          不登校の息子を送った帰り道での出来事