僕はイクメンではない
僕は自分がいわゆる「イクメン」ではないと思っている。
いつだったか、子供を抱っこして買い物袋を持っているとき。見知らぬおばさんから「パパ、イクメンだね!」と言われてものすごく違和感を感じたのを覚えている。
イクメンって、育児ができない世界で育児ができたことをヨイショされてる人じゃないの?と。
多様化が尊重される昨今、イクメン、という言葉が廃れてきたように思えたが、調べてみると厚生労働省でこんな展開がされていて吐き気が。
育てる男…?!笑
男も女も誰だって子供を育てて当たり前なのに、こうやって展開してしまうと、仕事を理由に育児できない男たちが自己正当化する材料を増やしてしまっている気すらする。
重ね重ね申し上げると、僕はイクメンというのは古い価値観の中で育児参画できない人をヨイショするための固有名詞で、ある意味差別用語だと思ってる。
僕自身、仕事はフリーでやっていて、時間と場所に融通が効く暮らし方を前からしている。だから、育児はこれまでの仕事以外のタスクである家事の延長として違和感なく導入できた。
また、子供ができる前は子供がマジで苦手だったけど(どう接していいか分からない)、第一子が生まれてからはその可愛らしさに酔いしれて、そんな意識はどこかに飛んでいき、子供たちと触れ合うのが自然と楽しく感じるようになったことも、僕が育児をする機会を増やす後押しをしたのだと思う。
だから、ポジショントークと捉えられて仕方がないと思うけど、本来、世の中の男性はイクメンなんていうヨイショを払いのけて、それが当たり前前提で生きていくべきだと思ったし、現代においてそういう男性が増えても我々を特別扱いしないでもらいたいと思った。
イクメンという言葉に対して違和感を感じるという活動がもっと起きても良いのに、メインストリームに流れてこないので、こういう記事を書き残してみた。
※褒めてもらうのは嫌じゃないけど。
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