アマージョexの構築パターンについて
やあ、僕むらえもん。
今回は、アマージョexを使ったデッキの構築パターンを考えます。
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1.概要
1-1.アマージョexについて
ワザ「アイシクルソール」が特徴的で、草エネ1枚で相手のポケモン1匹に、そのポケモンのHPが残り30になるようにダメカンを乗せます。相手を気絶させることはできませんが、後述のカードを組み合わせてダメカンを置いたポケモンを倒したり、盤面をロックしたり、いつもと違った戦い方をすることができます。
ワザ「トロピカルキック」は草エネ2つで180ダメージ+自身のHP30回復+特殊状態をすべて回復します。2エネ中打点でワザ効果がなかなか強いですが、あまり使われないかもしれません。
1-2.アマージョexを中心にした戦い方
基本は「アイシクルソール」で相手のHPを残り30にして、次のターンに確実に倒したり、複数のポケモンを一気に倒すことを目指します。妨害系のカードと組み合わせることで、相手をロックしながら、一気に巻き返す戦い方が主流になると思います。
2.妨害の方法について
2-1.盤面のロック
ワザ「アイシクルソール」は相手のHPを残り30にします。ここに特性「ごっかんルーム」で残りHPが40以下の相手のポケモンはワザが使えなくなる「バイバニラ」を用意したり、つけたポケモンが残りHPが40以下の相手のポケモンからワザのダメージを受けなくなる「パニックマスク」を付けたりすることで、アマージョexが倒されない盤面を作ります。
また、「パニックマスク」と併用できませんが、相手の逃げエネを1増やす「重力玉」をつけることも有効です。相手のバトル場のポケモンを逃がさず、その間にアマージョがベンチのポケモンのHPを残り30にしていきます。
2-2.サイド枚数に依存する妨害
まとめてポケモンを倒す戦い方をする性質上、自分のサイドの枚数は減らず、相手のサイドの枚数が少なくなる展開になります。
よって、自分のサイドが相手より多い場合しか使えないが、サポート権を使わずに相手のバトル場とベンチのポケモンを入れ替える「カウンターキャッチャー」の発動条件を満たすことが多いです。
また、手札をシャッフルして山札の下に戻し、サイドの枚数分カードを引く「ナンジャモ」は、こちらは手札を多く交換し、相手の手札を少なくできます。序盤は必要なカードを引き入れるために使えますし、後半は実質ツツジのような動きができます。
3.アマージョの出し方
アマージョexは2進化ポケモンのため、場に用意するまで時間がかかります。基本はふしぎなアメでアマカジからアマージョexを用意しますが、次の型により、展開の安定度を高めることができます。
3-1.キングドラex型
キングドラexのワザ「おうのごうれい」により、トラッシュから水ポケモンを3匹までベンチに出すことができます。この効果は進化ポケモンも出すことができるため、アマージョexとバイバニラの進化の手間を省いて一気に展開することができます。
この構築の良いところは、全体の進化ラインを省け、2進化ポケモンを一度に大量に展開できる点です。
一方で悪いところは、役目を終えたキングドラexがベンチの置物になってしまう点と、最低3ターン目から攻め始める点です。攻撃の準備が早く終わる相手には巻き返しが難しくなると思います。
3-2.偉大な大樹型
偉大な大樹により、場のたねポケモンをデッキから1進化を経由して2進化まで行います。
この構築の良いところは、最短2ターン目で攻め始めることができる点と、場のアマージョが倒された後も後続を用意しやすい点になります。
一方で悪いところは、進化ラインの採用枚数が増えることと、相手にも大樹を使われることになります。
4.サイドの進め方
相手のポケモンを倒す手段は何パターンか考えられるため、一度整理してみます。
4-1.単体狙撃
相手を1匹ずつ倒すパターンです。マスカーニャexの特性「ブーケマジック」により、手札の草エネを1枚捨てて、相手のベンチポケモン1匹にダメカンを3個置くことで、アマージョで削ったポケモンを仕留めます。バトル場にダメカンを置くことができない課題はありますが、草エネを共有できる点で相性がいいと思います。
また、サマヨールの特性「カースドボム」で自ら気絶しながら相手のポケモン1匹に50ダメージを与えることも有効だと思います。
4-2.複数狙撃(ワザ型)
最もメジャーなパターンだと思います。エネ0で相手のダメカンが乗っているポケモン全員に3つダメカンを置く「ヒスイウォーグル」や、草エネ3で200ダメージ+相手のベンチのダメカンが乗っているポケモンに3つダメカンを置く「ビークインex」によって、アマージョでダメカンを置いたポケモンを一掃する方法です。
なお、ディンルーやテツノコウベにより相手の複数のポケモンに30ダメージを与える方法もありますが、こちらはテラスタル相手やマナフィがいる場合は無効化されるため、ダメカンを置く効果の方が有効だと考えます。
4-3.複数狙撃(特性型)
特性により複数のポケモンを一度に気絶させます。おそらくユキメノコ+マシマシラでダメカンをばら撒きつつ、サイドを進めるパターンが強いと思います。
ユキメノコの特性「いてつくとばり」により、ポケモンチェックのたび、お互いのユキメノコ以外の特性を持つポケモン全員に、それぞれダメカンを1個のせます。こちらの特性持ちポケモンや、バトル場のポケモンに乗ったダメカンをマシマシラの特性「アドレナブレイン」で自分の場のポケモン1匹に乗っているダメカン3個までを、相手の場のポケモン1匹に乗せ替えることで、相手を倒します。いてつくとばりで倒すタイミングはポケモンチェックのため、キチキギスexやアンフェアスタンプの条件を満たさないこともメリットになります。
4-4.状態異常
毒や火傷状態にして倒します。アラブルタケの「もうどくふんじん」で、おたがいのバトルポケモンを毒にして、かがやくヒスイオオニューラや、危険な密林で毒のダメージを増やす方法が一番いいと思います。
例えばHP210のポケモンを倒す場合、トロピカルキックで相手に180ダメージ+自身HP30と状態異常を回復。その後のポケモンチェックで相手のポケモンを毒で倒します。HPがさらに多い相手にはアイシクルソールでHPを残り30にして、毒ダメージで倒します。
4-5.スタジアム
CL東京で10/18発売の超電ブレイカーに「エキサイトスタジアム」と「グラビティーマウンテン」が収録されることが発表されました。
※執筆中に発表されたため、急いで追記しました…。
まず「エキサイトスタジアム」は、たねポケモンの最大HPが30増えるスタジアムです。次に「グラビティーマウンテン」は、2進化ポケモンの最大HPが30減るスタジアムです。これらを組み合わせることで最大HPをコントロールして、相手ポケモンの気絶を狙います。
例えば、「エキサイトスタジアム」がある状態では相手のロトムV(たねポケモン)の最大HPは220となり、アイシクルソールで与えるダメージは190ダメージになります。リザードンex(2進化ポケモン)はHP330であり、アイシクルソールで与えるダメージは300になります。この状態でスタジアムを「グラビティーマウンテン」へ張り替えると、ロトムVの最大HPは190に戻り、リザードンexの最大HPは300になります。これにより、すでに乗っているダメカンが最大HPと同じになったため、ロトムVとリザードンexは気絶します。
5.構築案
5-1.キングドラ型アマージョex
キングドラexを立てて、アマージョとバイバニラを出して戦う構築。ダメカンをばら撒きながらロックして戦うことを目指します。
5-2.大樹型アマージョex
偉大な大樹のおかげで早く2進化を立てて戦います。若干スピードを高めるために、バトル場にも200ダメージが出せるビークインexをフィニッシャーとして採用。
6.おわりに
展開方法やサイドの進め方にパターンがあるため、どんな組み合わせがいいか正直まだわかりません。アマージョexは強さを求めるよりも、カードの組み合わせ(ギミック)を考えることが面白いデッキだと感じました。実際に作るかまだ考え中ですが、デッキを構築・対戦しながらバージョンアップしたいと思います。今回はここまで。また次回をお楽しみに。
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