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弘法だって筆を選ぶさ。。。というお話

何度か書いているが、今私が生活している住居は、数年前に夫の母親の介護のために、仮に移り住んだのだった。
以前は夫が一人で介護していたので、キッチンも夫の良いようになっていた。
例えば加熱器具であるがガスコンロを撤去し

このタイプのIHクッキングヒーターを使っている。

オール電化がもてはやされたり、火事の心配などでIHクッキングヒーターを使っている家庭は多いだろう。
実は自宅では20年ほど前のリフォームの際、子供たちが料理をしたがるので用心のためにガスコンロからIHに変更したのだった。
それから十数年、故障のため新機種と交換したのだが、工業技術の進歩をまざまざと知ったのであった。
温まりの斑がなく、焦げ付きもまったくと言ってよいほどない。
以前の機種はカレーなど煮込んでいるときは、常に注意を払って火加減をしなければ焦げ付いていたのだ。

で、今使っている物の性能であるが、時代を遡ってしまっているらしく、もうね、とっても使いづらいの。
(夫のようにレトルトパウチを温めるとか、インスタントラーメンを作るとか、鍋にふたをしない場合は困らないのだけれど)
お湯を沸かすのも鍋や薬缶の蓋をしていると、すぐにサーモスタットの関係か、アラームが鳴るのだよ。
卵焼きを焼いていても、生のところとガッチガチに固まっているところが。。。
魚を煮付けていても、まだ生のところと焦げ付きがあるというね。
20年よりももっと、遡ってしまっていた。
アイリスオーヤマさんごめんなさい、単なるばばあの個人的感想です。

煮炊きさえしなければ良いのだよ

きっと一時的に住んでいるだけで、また自宅に戻るさ。そう思っていたけれど、諸般の事情でまだまだ当分ここに住んでいることになりそう。

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無駄に薔薇の花の画像を貼ってみる 食べられないけど

とあるSNSで親しくなった方が
簡単な物でも自分で作って、お家で食べる料理が一番
こう語っているのを読んで、気持ちを突き動かされた。
ここのところずうっと卵炒めが食べたかったのだ
卵とじじゃないよ、卵炒めだよ。

ふわっとしてとろっとしている黄色い卵と、緑や赤の野菜が美しいあの料理
かつての私の得意料理の一つだった
食べたい、美味しいお店に行かなくとも、自分で作って食べたい。

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ツブ貝の卵炒め 卵が固くなったけれど
カセットコンロを取り出して、IH ヒーターの上に載せて作った。
夫は「美味しいね、この卵とじ」というので「卵炒めだよ」と訂正しながら、いかに火加減が大切な料理であるかを話した。
そして、IHヒーターをせめて自宅の先代IHヒーターくらいの性能の物に、交換を願い出たのであった。
「無理だな、合う企画の物が無い」にべもなく却下する夫
最近はガスコンロからIHヒーターに交換する家庭も多く、それ用の据え置きタイプもあるはずと、いつになく食い下がる私
「コンセントの配線工事をしなければならないぞ」とな。。。。( ゚д゚)

予算を大きく超過してしまうではないか

この家のキッチンにそんなに費用を投下すると、益々ここにいる期間が長くなってしまうではないか。
事務所関連で設備投資と環境整備をしてしまったのが、ここから動きづらくなった要因でもあるのだ。

まぁそんなわけで

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IHヒーターの上にカセットコンロを載せて、卵炒めを作り続けるのであった。
この日はベーコンとホワイトシメジとほうれん草の卵炒め

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豚ロース肉のグリル焼き

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林檎と文旦のマーマレードソース和え

こうして何気なく夕食を食しながらも、次への展開を模索するのであった。


serohan美味しい料理への道つづく。。。かもしれない

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