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人生を選ぶ道具としての「教養(リベラルアーツ)」

「個人が生き方を主体的に選ばなければならない、史上初めての時代」
(『視点という教養 世界の見方が変わる7つの対話』深井龍之介、野村高文 イースト・プレス 2023年)

これまでは社会が生き方を決めていた。
生き方は、「価値観」にも置き換えられる。

たとえば、
「いい大学に入って、いい会社に就職して、いい人と結婚して」
とか。
「そんなもんウソだ!」
といわれても、そういう価値観がデンとしてあった。
「そんなもんクソだ!」
ともいわれたが、いい大学の人たちは、いい会社に就職していって、
いまでは「インターン」という名の青田刈りが堂々と制度化されている。

しかし一方、「いい会社」から働く人たちが抜けていっている。
自分と会社との価値観の違いで。

現代を生きる僕たちには、「自分と社会の関係性がどうあるべきか」という根本的な問いが突きつけられています。逆にいうと、ここがクリアになれば、おのずとやるべきことが決まり、それに向かって進むことができる。
そのために大切なのがリベラルアーツ、つまり教養なんです。

『視点という教養 世界の見方が変わる7つの対話』p10

であれば、教養をどこで身につけるか。
書籍からか、体験からか。

先週、今週、今月末と田植えが続く。
身体を動かしながら全身で知覚活動をしつつ、
『視点という教養』を読んで書籍からリベラルアーツについて考える。


(『視点という教養 世界の見方が変わる7つの対話』深井龍之介、野村高文 イースト・プレス 2023年)