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アタマの中はしょせんガラクタ
アタマがクリアな人が基準になっている、
と昨日書いた。
歳をとったらもの忘れをするのが自然で、
認知症なんてそんなもんだ、と。
外山滋比古の本に、こんな小文があった。
頭は元々、ガラクタだらけ
勉強をしなくても、ただでさえ、頭の中には雑多なものが無差別につめこまれている。
本から入ってくる知識などはほんのわずかで、まわりの人の話、見た景色、あるいはテレビやラジオ、携帯電話やインターネットからの情報など、あまり役に立たないものが、これでもかというくらいに、ためこまれている。
ガチャガチャみたいなものか。
詰め込むんじゃなくて、考えること。
「田舎の学問より京の昼寝」
ともいう。
アタマがクリアだと詰め込んで安心するより、
考えるか、昼寝するほうが、よほどいい。
『やわらかく、考える。』 外山滋比古 PHP文庫 2022年