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今日は令和5年5月5日。
普段は元号を使わないわたしでも、
今日は2023年より令和5年のほうがおもしろいから元号を使ってみる。
(使わないというより、ほとんど嫌ってる)

その令和5年5月5日5時55分55秒の瞬間を写真に撮れたらいいな〜、
と思いついて、でもiPhoneでは秒までは表示されないので、
とりあえず5時55分の画面をスクショしてみた。

この瞬間、どんだけの人が同じ行動をしたんだろうかなあ。

イギリスの哲学者バートランド・ラッセルの『怠惰への讃歌』によると、
産業革命以来の技術革新によって生産性が飛躍的に上がり、
人々の生活水準も上がって、飢餓水準をさまようことはなくなった。

そこで大問題が起きる、と。
どんな問題かというと、
飢えることを心配しないでよくなったら、
働く時間も以前より少なくなるはずである。
労働から自由になったとき、
その自由と余暇を何に何に向けるのか、
賢く、快適に、上品に生きるためにはどうすればいいのか、

という大問題。

ラッセルは、
ヒマを知的に使うセンスを養うためには、教育が必要だ。
その教育とは、哲学、歴史、文学だ、と。
つまり、ヒマな時間を上手に有効に使うには教養が必要なんだ、と。

今日もまた、万巻の書を読み、万里の道をゆく。

『怠惰への讃歌』 バートランド・ラッセル 平凡社 2009年
エッセイ「怠惰への讃歌」は1932年のもの