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雪かき大作戦と西表島のキビ刈り

今朝は、2回目の雪かき大作戦。

朝3時に起きたときは、それほど雪は降ってなかった。
だから今朝の雪かきはなし、かなと思っていた。

昨日は20時までかかるはずだった会議が19時30分で終わり、
同僚議員のクルマで帰ってきた。
何も食べてなかったので、うちの近くの居酒屋「二合半」に。

「魚」偏に「花」って魚ってなに?
ってきいたら、ホッケだった。
「な〜ん回教えても覚えない!」
っていわれても、ねえ、とか笑いながら、
魚花と餃子を注文して、
寒いから焼酎のお湯割り。

ちゃちゃっと食べて飲んでお店出るときに、二合半のおっかさんが、
「これから降るらしいよ」
っていうので、雪かき大作戦の準備をして寝た。

だもんで、3時に起きてそんなに積もってなくて、
寝っぺし、って二度寝。
4時に起きたら、さあ大変。
雪がしっかり積もり始めていた。

雪かいてもかいてもすぐに積もる。
ってほどではないけど、
予報は暴風雪警報になってて、
横殴りの雪が、雪かきしたスペースをすぐに白くしていく。
のみならず、わたしの手と指先から体温と、そして気力を奪っていく。
(身体の本体はうっすら汗ばむほどなんだけど)

うれしくないグラデーション

始めはサラサラやがてガガガガ、サラサラガガガガ、
サラサラガガガガ、ひたすら雪かきスコップを押していく。

身体をただ動かしているだけで、思考が止まっている。
気力がやばくなり、絶望感がそこはかとなく浮かんでくる。

どっかで体験したな、これ、と思い返してみると、
西表島でのキビ刈り(サトウキビの収穫)だ。
畑にしゃがみこんで、サトウキビをナタでもって叩く。
1発2発3発。ガン、ガン、ガン。
4発5発、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン、とやってやっとサトウキビが倒れる。
1発、せめて3発までで仕留めないと、
ナタがだんだん重くなってくる。

キビ刈りは、叩くだけじゃなくて、
叩く、集める、枝を切り取る、重ねる、束ねる、積み上げる。
むちゃくちゃ体力が必要。
人の背丈よりうんと高いサトウキビを人力で収穫するなんて、
人間がやることじゃない、と苦しんだ。
熱射病っぽくもなった。
吐きそうだった。

ホント、西表島のなみ荘のみなさん、ホントに尊敬する。

でもどんなに苦しくても、終わりは来る。
今回の雪かき大作戦も、ひたすら雪かきやって、
空は曇ってるけど明るくなってきて、
職員さんたちが通勤してきて「ありがとうございます」っていわれて、
ああ、人の役に立ってる、ってうれしくなって、
朝から気持ちよくなった。

そして今回も、終わってからのおにぎりが美味しかった。