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進化思考と田植えとアンラーニング

『進化思考』の太刀川英輔さんと、
京都芸術大学の本間正人さんの対談で、
「進化させたい◯◯/進化の学校」
というのがあって、
本間正人さんは◯◯に「学習」を入れて語っていた。

いままでの学習を、「進化した学習」にしたい、と。

たとえば、いままでの学習は「教室」があって「教科書」があって、
「先生」がいて「教える」、「知識」を伝達する、
というものだった。

そうした過去のパターンから脱却する。
これまでの枠にとらわれない「進化した学習」。
「学習とはこうである!」の認識から抜け出す。

それってつまりアンラーニングなんですよね。

と本間正人さんはいう。

それを<自分ごと>にしてみると、
「いままでのわたし」の中にとどまらない。
そのために、いろんなことを考えてみる。
そのために、いろんな行動をとってみる。

それを繰り返していると、いつかいくつか自分の仕事や生き方を
進化させるものにぶつかる、かもしれない。
「プランドハプンスタンス(計画された偶然性)理論」でもある。

アンラーニングは、わたしっていう枠にとどまることなく、
未知なるものとの出会いがあり、
進化するようになり、進化の速度が上がる。

昨日、ハーブ畑でいろんな種類のハーブを摘んで、
ハーブについての話を聞いて、
ハーブティを何種類か飲んだ。

コーヒーや紅茶やお茶だけでなく、
飲み物にはハーブティもあるんだ、と気がつく。
薬やヨガやコンディショニングだけではなく、
身体の調子を整えるにはハーブティもあるんだ、と気がつく。
ハーブって、意外と簡単に、
ベランダでもつくれるんだ、と気がつく。

その前の日は、田植えをした。
自分が食べるものの苗を、自分で植えてみた。
家族で食べるものの苗を、自分で植えてみた。

ハーブを自分で詰んで飲んでみること、
お米になる苗を自分で植えてみること。

そうしたことはいままでの自分にはなかったことだとすれば、
体験によって自分にプラスされたことでもある一方、
これまでの自分の枠を出て未知なるものに出会った、
という、アンラーニングなのではないだろうか。

「わたし」の中だけにとどまらないこと
これがアンラーニングであり、
田植えもハーブレッスンもあれもこれも、アンラーニングなんだな、
と気がつく、アンラーニングな対談だった。