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男子学生のジェンダー・フリー下駄履き論

大学生とジェンダーの話をしてて、
たいていジェンダー・フリーな考えになっている。
たまにまだ「とはいえ、たとえば体力的には男性が……」という学生もいることはいるけど、すでに少数派になっているのが体感値。
夫婦別姓にしても、「選択的」を入れれば、
おおかたは夫婦別姓に賛成になる。

ところが、たとえば職場や役職での女性の数を増やすためのクオーター制についての賛否となると、男子学生は、やや後ろ向き。
女性に下駄を履かせる云々で主張をしてくる。
男性がどれだけ下駄を履かせてもらってきているのか、
説明をすればほとんど「知らなかった」と驚く。

男子学生と将来の話をしてて、
自分の人生のことは考えているが、
パートナーの人生のことはほぼ考えていない。

たまに、
「子どもは◯人欲しい」
ということになった場合、
パートナーの人生のことはまったく考えていない。
育休はもちろんとりますよ、というくらい。
稼げる仕事に就きますよ、ということでもある。

じゃあわたしは学生時代どうだったのかというと、
いまの学生たちよりひどかった、と思う。
ので、あんまりなことはいえないんだけれども、
ジェンダー・フリーは理解しているけど、
まだまだ下駄を履かせてもらっていることには気がついてないよね、
とはいい続けている。