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日曜日お昼の総理大臣公邸で、なにを話していたのか

「満州事変の再来」を許してはならない。

流行りの陰謀論じゃない。
慶應義塾大学細谷雄一さんの論考だ。
(「地球を読む 歴史の分岐点 分断の潮流 危機誘発」読売新聞2021年2月8日付)

なんか、ガースー政府のコロナ対応のまずさばっかりが目立っていて、
ロシアのデモもミャンマーのクーデターも、
「あ〜、そーなんだー」
みたいに気が抜けていて、
危うくスルーすらしかねない弱気なマインドのわたし。

自粛疲れ?
それもあるかも。

細谷さんの記事読んで、自粛疲れもぶっ飛び、
仕事でも、大隈塾と釜石のことしか考えてなく、
noteとInstagramとclubhouseしか使ってなかったことを反省した。

日本の国力は強大化しているでしょうか、衰退しているでしょうか?
アメリカの影響力はますます盛んか、後退しているのか?
答えは明らかで、衰退と後退。
とすると、東アジアでのパワーバランスは以前から変化している。

2021年は、中国共産党結成から100年。
細谷さんいわく、
「中国共産党政権は、国家統一の歩みを振り返りながら、
対立する国内外の勢力に、これまでより安易に
武力を行使する恐れがある」
と。

台湾と東沙諸島、尖閣諸島をめぐっての軍事衝突。
それは、偶発的な「事件」を起こして、
それを機にためらうことなく実力行使に踏み切る。
1931年、90年前に日本が起こした満州事変と同じ。

当時の国際連盟は日本の軍事行動に対して、
有効な手立てを打てなかった。
いまの国際連合では、中国は安保理常任理事国だ。
みずからの行動に制裁を発することはない。
それに、分断の時代でもある。
世界がひとまとまりになることは難しい。
国際的にも、欧米系民主主義体制と、中国ロシア系権威主義体制。

国内でも分断。ロシアとミャンマーだけじゃなく、
アメリカだって分断真っ盛り、
日本だって「野党がだらしないから」という意味不明なやらない理由をつけて、分断をほったらかしにしている。

というか、こんな「満州事変の再来を許さない」ってときに、
ガースーで大丈夫なのか?
「満州事変の再来はあってはならない」
もりよしろう発言と同じぐらいしか対応できないんじゃないか?

そんなことを考えながら夕方、スマホを見たら、
瀬尾傑さんが仕掛けて、田原総一朗さんの初clubhouseをやるらしい。
それ聴いていてわかったのは、
田原さん昨日、細谷雄一さんをつれて菅首相と会っていた。
細谷さん連れて、ということは、
「安保の話をしてきた」
と。

さすがだ。
想像するに、
田原さん朝読売新聞読む→細谷さんに電話する
→菅首相に電話する→1時27分首相公邸で面会
→細谷さんのレクチャー→3時21分、首相は衆議院宿舎に
だろうね。