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クマと地雷とおいしいもの

昨日の朝と今日の朝は、なんだかおもしろかった。

毎朝、5:00ぐらいからジョギングに出かける。
40分ぐらいかけて釜石駅を中心にした楕円状に走るんだけど、
この時期、たいてい10組(人)ぐらい、ウォーキングしている人たちとすれ違う。

だけど、昨日はぱったり、ひとりもウォーキングの人がいなかった。

なんでかな、と考えてみた。
昨日の前日(一昨日なんだけど)、釜石ではクマ情報がでた。
クマがでたから気をつけてね〜、という、防災無線でお知らせがある。

釜石ではそんなに珍しいことではないけど、
いつもなら山の方の地域にでました、なんだけど、
昨日の前の日のクマ情報は、超街なかのクマ出没注意情報。
駅のそばでクマがでましたよ、とか、
市役所とか区役所の近くでクマが、
という感じで、
そのあたりの住民もいちおう、生ゴミなんか夜には出さないように気をつけているし、
ゴミ収集所には金属のゲージが備え付けられて、
クマにおいしいものを渡さないようにしているけど、
「来ちゃったか」という。

220518クマと地雷とおいしいもの

それでたぶん、昨日はみなさんウォーキングは控えたいらっしゃったんだろう。
昨日はクマ情報なかったので、今朝はいつものように健康な朝だった。

だから、なんだか朝から楽しくなった。

そしてふと、思い出したのは、
アフリカの少年兵の再教育や、カンボジアの地雷除去の活動をしている「テラ・ルネッサンス」の鬼丸昌也さんから聞いた。「地雷原」の話。

大隈塾の講義で、
「地面に何個地雷が埋められていると、地雷原になるでしょうか?」
と。
10だったり20だったり、100だったり、1だったり。

答えは、
ゼロ。
「そこに『地雷が埋まっているよ』といううわさがあれば、そこが地雷原になります」

ひとは、一片の情報で判断をする。
地雷だったりクマだったり、それは生命に関わるからでもあるが、
そうでなくても、誰から聞いた情報や思い込みから判断したり、
たったひとつの正解を得た気になる。

自分だけの視点とか、他人からの借り物の意見だけではなく、
複数の視点を取り入れながら、自分の意見を編み上げていく。

街に出てくるクマも地雷も戦争もない世の中にするために。

今日の記事がお役に立てればなあと思います
むらさん(村田信之)|釜石と東京の2拠点生活しながら、全国でワーケーションも実践中
岩手県釜石市に移住して2年目!長崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、大学院公共経営研究科修了。田原総一朗スタッフ、早稲田大学客員准教授として「たくましい知性を鍛える」(大隈塾)を20年間担当。立教大学兼任講師、京都芸術大学客員教授なども勤めた。リーダーシップのことならお任せ。