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中国郵政なるところから届く謎の種子/遠野そら・MYSTERY PRESS

世界の超常現象ニュースをお届けする本コーナー。今回は、先日に話題となった「中国から謎の種が届く」問題を振り返る。

文=遠野そら #MYSTERYPRESS

中国から届く”種”

 ある日、中国郵政と書かれた郵便物が届き、中を開けると謎の種子が入っていたーー。

 今夏、身に覚えのない種子が個人宛に届く、という事例が相次いだのは記憶に新しいだろう。到着が確認されたのは、アメリカを始めカナダ、イギリス、オーストラリアや日本など。特に、アメリカでは多くの州で種子の到着が確認されており、米農務省は害虫や生態系に異変をきたす可能性があるとし、決して種子を植えないよう呼びかけている。

 米・動植物検疫局は、2020年8月末時点で到着した8,507袋を回収、うち2410個の種子を検査したところ、321種類の種子が確認された。そのほとんどが野菜や花、ハーブ類だったが、なかには米国で栽培を禁止されているヒロハヒルガオ等の「有害植物」の種子や害虫も発見されていることから、廃棄する際は漂白剤に浸す、オーブンで焼く等、細心の注意を払うよう訴えた。

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