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オーロラが発する不思議な音の話など/南山宏・ちょっと不思議な話

「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2021年12月号、第452回目の内容です。

文=南山宏

襲撃失敗

 米フロリダ州レイクランド市郊外の沼沢地で、人を襲ったワニを捕まえて水中から引きずりあげたところ、その大きな口の歯牙の隙間に、革靴の片方が引っかかっているのが発見された。
 全長3メートルのそのワニが襲ったのは、同地の退役軍人用老人ホームに入居してまだ日の浅いクラーク・ロビンソンさん(85歳、仮名)で、散歩中につい油断して足をガブリとやられたが、靴がすっぽ抜けたおかげで助かった。
 ロビンソンさんはワニに引きずられた際、ケガを負ったが、幸いかすり傷程度ですんだ。

炎の恋

 英国シェフィールドのマイク・フラナガン氏(仮名)は、恋人にプロポーズする計画を立て、何百本ものティーライトキャンドルを点灯したおかげで、アパートの自室を丸焼けにしてしまった。
 でも、2020年8月4日付「BBCニュース」によれば、ケガ人はだれひとり出ず、また恋人も喜んでプロポーズを受け入れてくれた。めでたし、めでたし。

ほかの場所

 インドはチェンナイ国際空港の税関職員は、不自然に膨らんだカツラをつけた男ふたりに不審を感じ、カツラを脱いでもらった。
 ドバイ帰りのマグルブ・アクバルアリとズバイル・フセインは、純金ペースト698グラム入りの袋を頭に糊づけして、密輸入を図った容疑で現行犯逮捕された。
 2021年3月24日付「デイリーメール」紙によれば、容疑者ふたりはほかにも、それぞれの靴下の中と〝ほかのある場所〟にペースト金を隠し持っていたことが判明。彼らが不正に輸入しようとした金は、時価総額2840万インドルピー(約4250万円)に相当すると報告された。
 ただし、報告書には〝ほかのある場所〟がどこを指すのか、までは明らかにされていない。

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