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古文献で発見! 犬神を描いた「土州の奇獣」の正体を追う!/鹿角崇彦・大江戸怪獣録

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江戸時代は、じつに多くの絵が描かれた時代だった。絵師に限らず、武士や庶民など専業の画家でない人々も気軽に絵に親しんでいたのが江戸時代のおもしろさで、当時の日記や紀行文などをながめると、ノンプロ・セミプロたちの残した膨大な量の絵を楽しむことができる。
デジタル化の進んだ現代、江戸人たちの絵は国立公文書館、国立国会図書館をはじめさまざまな施設が公開するアーカイブで閲覧できるものも多いのだが、そうした史料をみていると、何を描いたものなのか判別しがたい「奇妙な絵」が意外なほどたくさんあり、それらが文字と文字のあいだにひっそりと埋もれていることに気づかされる。
ーーそうした奇妙な絵をひろいあげ、令和の世に送り出そう。

文=鹿角崇彦 #大江戸怪獣録

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